【FX】スイングトレードの始め方

こんにちは、たけんちです。

仕事や家事をしながらFXトレードをしていても、PCの前にじっくり座っていられる時間が限られてしまい苦労されている方も多いと思います。

そんな中少しでも利益を出そうと奮闘されていらっしゃる方におすすめなのがスイングトレードになります。

スキャルピングやデイトレードでは思う様に利益を出せない人や、時間の制限があってどうしても値動きの良い時間帯にトレードが出来ない人などには、まさに打ってつけのスイングトレードとは一体どんなトレードスタイルなのでしょうか?

今回はスイングトレードのメリット、デメリットからスイングトレードでの効果的な手法まで様々な角度から検証してみたいと思います。

スイングトレードとは

一般的に数日から数週間ポジションを保有するスタイルのトレードの事を言います。

株のように数億円分のポジションを保有して配当金だけで悠々自適な生活を送っているようなFXトレーダーはごくまれで、ほとんどの方は数日から数週間程度の値動きを狙ってエントリー、利確、損切りを考えています。

なぜ長期間保有するのか?

冒頭にも書きましたが、仕事や家事などでじっくりとPCの前に座ってチャートを見られない人などが、利益を上げる為に長期保有している例が挙げられます。

値動きの特徴から長期間保有した方がより多くの利益を出すことが出来ると判断して、確立した手法を築き上げているスイングトレーダーもいます。

ですので、両方の良い部分を合わせ持てば、スイングトレードは最強なのではないか?と思っています。

数日から数週間のトレンドを予測して利益を出すことが出来るのか?

例えば数年先にドル円がいくらになっているのかを予想することが困難でも、数日先や来週くらいまでなら上がっていくのか、下がっていくのかある程度の予測は立てられるのではないかと思っています。

多くの市場参加者はそんな不確実な未来を予測しながらトレードをしている訳ですから、目先の値動きを追い求めるスキャルピングよりも、スイングトレードの方がどちらに相場が向かっているかの予測を立てて、利益を出すトレードをすることが出来るのではないかと考えています。

トレンドの波に乗って大きな値幅を取りに行くということ?

トレンドの初動の波に乗ることが出来ればその先大きな波に発展して、更に大きな値幅を得られる可能性が高くなります。その為には今後どんな展開が予想されるのかをある程度把握しておく必要がありますので、求める利益を最大限引き出すために、事前の準備が非常に重要になってきます。

明確にトレンドが発生していることが確認出来ていれば、ある程度その波が終わりを告げるまでの間ポジションを保有することも可能になり、利益を伸ばせることもスイングトレードの醍醐味になります。

仕事をしながらでもポジションを保有できるの?

もちろんそこがスイングトレードの最大のメリットだと思っています。

常にPCの前に張り付いていなければ利益を得られないスキャルピングトレードとは違い、一度エントリー、利確、損切りの指値注文を設定しておけば、後はさほどやることもありませんので、仕事中出来れば30分から1時間おきにチャートを確認出来れば大丈夫だと思います。

MATRIX TRADER

時間を味方につけた大きな値幅を狙えるスイング手法

長い時間ポジションを保有すると言う事は、それだけ時間を味方につけた大きな値幅を狙える可能性が増えます。長い時間の中には上がったり下がったり紆余曲折がありますが、その時間を味方に付けて最大限の利益を追求するのがスイングトレードのスタイルになります。

スワップ金利を得られる

通貨ペアごとにスワップ金利と言うものがあり、お互いの国同士の金利差を受け取ったり、支払ったりします。

ニューヨーク市場が終わる日本時間の朝5時55分(夏時間は6時55分)をまたいで持っているポジションによって金利を受け取れたり、支払ったりします。証券会社によって金額はまちまちですが、これに関しては詳しく後の章で説明します。

アノマリーが効きやすい

長期保有になればアノマリーと呼ばれる相場の規則性や法則などを読み解いてトレードすることが出来ます。

例えば「節分天井、彼岸底」などと言われるように2月の節分の頃に相場が天井を迎えて、3月の春のお彼岸にかけて下がりやすいと言ったことや、「セルインメイ」と言った5月に株が売られやすい、などが有名です。

毎年時期的に同じような要因で株や為替が変動しているアノマリーを先取りすることで、長期保有のリスクを軽減し、トレードの優位性を高める事が出来ます。

含み益が出ていると毎日が楽しくなる

当然ですが、含み益が出て徐々にその利益が増えている時は、仕事をしていても心が軽く気持ちの良い毎日を送れます。おすすめです!

スイングトレードのデメリットは?

トレンドが出ていないと利益を得られない

ひとたびレンジ相場になって一定の値幅を上下に行ったり来たりしてしまうと、時間を味方につけるはずのスイングトレードもうまく効果を発揮することが出来ません。

値動きの少ない通貨ペアだと利益を得られない

値動きの少ない通貨ペアの場合、利益確定、損切りまでの時間が他通貨ペアより長く掛かる為、もし他の通貨ペアにチャンスが来ていても、証拠金に余裕がないとエントリーを見送らなければならず悔しい思いをしてしまいます。

逸失利益を悔しがるのは相場の世界ではナンセンスですので、最初にエントリーした根拠が崩れない限りはルール通りの決済ポイントが来るまで何があろうが動じないのがスイングトレードの肝になるかと思います。

含み損を抱えていると仕事中も気になってしまう

含み損を抱えていて、日々刻刻と損失額が膨らんでいくと、私生活に影響が出てしまう可能性があります。しかし、最初に決めた損切りポイントまでは想定しているシナリオの中の値動きだと思って受け入れる心を持てると良いと思います。

経済指標やフラッシュクラッシュなどに対応できない

スイスフランショックや、1月3日のフラッシュクラッシュのような値動きがあった場合、対応することはほぼ不可能です。

ポジションを長期間保有し続けるスタイルですので、アルゴリズムが働いて一斉にどちらかの方向に大きく価格が動く事態が起きてしまうと回避することは不可能ですし、もしそんな事態に巻き込まれたら事故にあってしまった、運が悪かったと思う以外にないと思います。

LINEFX04

スイングトレードの手法

トレンドの判断を明確にする

エントリー前に、現状のトレンドの判断をすることが必要になります。

何となく良さそうだから、とか取り敢えずポジション持っておきたいからと言ったエントリーをして、一定の値幅を得るまでホールドしておいて利益が出る事もあるかも知れませんが、それではトレードとは言わずギャンブルになってしまいます。

しっかりとトレンドの判断を明確にして、その後のシナリオを立ててエントリーに臨んでいただきたいと思います。

長期のトレンドを予測する

長期のトレンドを予測するには、週足、日足チャートを見る必要があります。

週足、日足でのトレンド判断と、チャート形状、ローソク足のプライスアクション、移動平均線などのインジケーターや、MACDなどのオシレーターを使って
数日から数週間先を予測してエントリーのタイミングを計ります。

ロットの管理、ナンピン、ピラミッティングを想定してエントリーする

最初は少しのロットでエントリーをして、逆行した場合はどこでナンピンをいれるのか?また決済までに何回ナンピンをして、損切りになったらトータルで幾らの損失になるのか?

もしくは想定していた方向に順調に進んだ場合、どこで追加のポジションを建てるのか?どこまで利益をひっぱれるのか?最終的な目的地がどこになるのか?

そのくらいのシナリオ(設計図)を立ててエントリーポイントを見極めるのがスイングトレードの醍醐味になります。

長期間保有すると利益が出るのか?

スワップ金利を味方につけると利益が増える

スワップ金利を受け取りながらポジションを保有していると、為替の差益とスワップ金利のダブルの利益を得られます。

逆にマイナススワップを支払いながらポジションを保有していると、折角含み益が出ていても、スワップ金利分がマイナスになってしまい、利益を得られなかったり、含み損を抱えている場合は日々のスワップ金利が損失に乗っかってきますので、損失が拡大してしまうリスクがあります。

スワップ金利とは

2国間の金利差の事で、各国それぞれ中央銀行が定めた金利があり、通貨の取引をする場合はその金利差を払ったり、受け取ったりすることで調整しています。

スイングトレードをする場合このスワップ金利を受け取れるメリットと、支払わなければならないリスクがあり、毎日付与されますので、土日の市場が休場の時でも2営業日後の水曜日に3日分の金利差を受け取ったり、支払ったりしています。

これは、差益や差損とは別の扱いになりますので、仮に含み損を抱えているトレードをしていたとしても、受け取ったスワップ金利が減ることはありませんし、逆に支払ったマイナススワップも戻ってくることはありません。

通貨ペアによってお互いの国の金利が違いますし、証券会社によっても金額は違いますので、お使いの証券会社のHPなどで通貨ペアごとのスワップ金利を調べて頂けたらと思います。

経済指標などの影響を受けてしまわないのか?

当然経済指標などの影響は考慮しなければならず、相場の流れがガラッと変わってしまうような出来事が起きたり、中央銀行の金利が変更されたりした場合などは、トレードの判断を見直さなければならず、時には保有しているポジションを手仕舞いした方が良い事態が起きるかもしれません。

どんなリスクが潜んでいるか分かりませんので、相場の状況をよく観察しながら投資判断をしていかなければスイングトレードを成功させることは難しいと思います。

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まとめ

私自身数日間ポジションを保有することは普通ですし、その中で様々な出来事やニュースが飛び込んできますので、その都度ポジションの判断を見直しています。

最初はポジションを持ったままだと夜も眠れず、仕事も手につかず、落ち着いた気持ちで生活することが難しかったですが、慣れてくるとゆったりとした気持ちで、何が起きても動じないメンタルが出来上がってくると思います。

スイングトレードをすることで得られるメリットは沢山あると思っていて、将来的に大きな資産を築きたいと考えているとしたら、利点は大いにあると思います。

デメリットはトレード回数が少ないことと、一回の損切り額が大きくなることくらいではないでしょうか?

※時間が取れた時だけ1分足、5分足でスキャルピングを行えば、より一層資産を増やせる(減ってしまうかも?)可能性もあると思って時々スキャもやっています。

それでは、今回は以上となります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

らくらくFX

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