【FX】生活のリズムに合わせたトレードの難しさ【仕事とプライベートとFXの両立】

タクシー運転手の仕事をしていると、とても不規則な一日を規則的に繰り返していく生活になります。

朝4時20分に起きて、家を5時20分に出発、そしてまた家に帰ってくるのが翌朝の6時20分になります。(あくまでも私の場合です。)

一日出勤すると、翌日は「明け日」といって丸一日お休み、そしてまたその翌朝には出勤して丸一日勤務をして、翌朝帰ってくるというローテーションを永遠に続けます。(消防士さんや警察官の方も同じようなローテーションだそうです。)

一日仕事に行って翌日は丸々休みになりますので、ある意味規則正しい生活をしている事にはなります。

決まった時間にトレードをしようと思えば十分時間はあるのですが、朝から家に居られるからと言っても、前日24時間ぶっ続けで勤務をした翌日なので、家に帰ったら当然疲れて爆睡してしまいます。

少し仮眠を取って夕方には起きて、PCを立ち上げて欧州時間からのトレードをしようと思うと、ちょうどいいタイミングで子供たちが保育園から元気よく帰ってくることになります。

従って帰ってきた子供たちをお風呂に入れたり、夕ご飯を一緒に食べていたりしていると、あっという間に日も暮れて、欧州時間の初動の値動きのいい時間帯は終わってしまっています。

そして、子供たちが寝静まったころ、NY時間の初動を狙って待ち構えていると、指標発表が重なり、不用意に手を出せない時間帯になってしまい、気が付けばもう寝る時間に….

ロンドンフィキシングやNYカットオフの時間帯まで眠い目をこすって起きていると、翌日の勤務に差し支えてしまうので、取り敢えず指値だけ指して寝るのですが、翌朝起きてチャートを見ると、見事に損切りにあっていると言う何ともお粗末な結果になってしまいます。

限られた時間の中でトレードをして、効率よく勝てるようになる為には一体どんなことをすればよいのでしょうか?

時間の使い方を考える

FXで値動きの良い時間帯は、

東京時間の仲値9時半から10時頃

欧州市場、ロンドン市場がオープンする16時、17時から

アメリカ経済指標発表直後22時前後

NY市場がオープンする22時前後

NYオプションカットの22時半から23時頃

ロンドンフィキシングの23時半から24時頃

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この中から自分がトレード出来る時間帯を探し、全集中の呼吸でトレードに挑む事になります。

この中で家に自分一人で居られて一番集中できるのは東京仲値の時間帯になりますが、前日の勤務で寝ていない為、睡魔がピークに達していて思考停止状態にある為、ほとんど手を出すことが出来ません。

10時から15時頃まで仮眠を取ったのち、夕方の欧州時間から参戦することがほとんどになりますが、子供達が帰ってくる時間帯と重なる為、急な値動きに対応できないことも多く、チャートを見続けていることが難しいのも事実です。

この時間帯を逃すと値動きが小さくなってしまう事もありますので、何とかしてこの欧州時間帯で利益を出しておきたいと考えて頑張っています。

その後指標発表を見て就寝になりますので、NY時間でのトレードは実質行えません。

優先すべき事項は何か?

トレードに集中する為には、当然仕事やプライベートを犠牲にしなければなりません。

仕事には集中して全力で取り組み、家族といる時間帯は家事を手伝い、子供たちの宿題をみたりしていると、トレードをする時間など一日の内のどこにもありません。

年齢的に睡眠時間を削って深夜遅くまでトレードをしていると、翌日体調を崩してしまう事もあり、就寝時間と起床時間はある程度決めておかなければなりません。

スキャル、デイトレからスイングに時間軸を変更してポジションを持つ事もありますが、株と違いFXの本質上長期間のポジションの保有はリスクが大きくなるばかりで効果的ではありません。

なるべく短期間に勝負を決めて利ザヤを抜くのが本質だと思っていますので、短い時間軸で決済して、チャートを見られない間はポジションを持たない様にしたいとは思うのですが、中々うまく行きません。

なぜFXをやるのか?

そもそも一日の内にトレードをする時間がなく、時間的に無理なトレードをしても勝てないことが分かっているのになぜFXをやり続けるのか?

自問自答してみたのですが、ひょっとしたら脳が依存症のようになっているのかも知れません。

海外FX会社でハイレバレッジでスキャルピングをすれば、数分で数万円の利益を得ることが出来ます。

例えデモトレードでも、数分間で数万円を手に入れる事が出来ると心は弾み嬉しい気持ちになります。

逆に数分間で数万円を失うと、悲しい気持ちになり、次は損切りにならない様にどうすればよいのかを考え始めて、無限地獄へと(笑)突入してしまいます。

メンタルを強化して、どんな状態でも平常心でトレードが出来る様にならなければ勝ちトレーダーに成れないのかもしれませんので、自己をしっかりと見つめて「なぜ今トレードをしているのか?」を考えなければなりません。

利益が出るのは嬉しいことです、しかし、そのことで脳が麻痺して依存症になっていたとしたら、この先勝ち続けることは出来ないのかも知れません。

まとめ

タクシー運転手だけではなく、様々なお仕事をされている方がFXのトレードをする為の時間を捻出するために、色々と試行錯誤をされていることと思います。

しかし、限られた時間でトレードをしても最良のパフォーマンスを発揮することが出来ず、迷宮に入ってしまいます。

自分自身がトレード依存症になっていると気付かずに、そのまま無理なトレードを続けていると、この先勝ち続ける事は出来なくなってしまうかも知れません。

しっかりと自分自身を理解して、仕事と家庭の隙間で得られる利益と損失をしっかりと見極めてトレードが出来る環境を整える事で、単なる利ザヤを得るだけのゲームであるFXに勝てるトレーダーに成れるのかもしれません。

次回も海外FX口座のデモトレードを通じて気づいたことや感じたことを書いていきたいと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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