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タクシー

転職してタクシードライバーになったらどんな生活が待っているのか?都内(東京23区)

投稿日:

転職してタクシードライバーになったらどんな生活が待っているのか?

こんにちは、たけんちです。

私は都内にある某タクシー会社に勤務する、現役のタクシードライバーです。

タクシーの仕事が一体どんなものなのか?疑問に思っている方はいらっしゃいませんでしょうか?

タクシー業界へ転職を考えているけれど、タクシードライバーになったら実際にどんな生活が待っているのか?

ぶっちゃけ幾らくらい稼げるのか?

一見簡単そうだけど、やってみると意外と大変なこととかあるのか?

よくテレビで事件や事故のニュースをみるけど、実際にそんなことに巻き込まれることってあるのか?

と言った様々な疑問をお持ちになるかと思います。(私もこの業界に転職する前までは、色々と不安で一杯でした。)

そこで今回、現役のタクシードライバーから見た「タクシー乗務員」の仕事のすべてをお伝えするとともに、数ある疑問を少しでも解消していけるようにお手伝いをさせていただければと思いますので、是非最後までお付き合い下さい。

目次

1.ぶっちゃけタクシーって儲かるの?

2.本当にタクシーで生活していけるの?

3.タクシー会社ってどこを選べばいいの?

4.東京四社以外の会社ってありなの?

5.タクシー乗務員の勤務体系ってどんな感じなの?

6.一体どのくらい月に休みが取れるの?

7.保険や年金などちゃんとしているの?

8.都内の道が全然わからないけど、それでもやっていけるの?

9.二種免許持ってないけど、取得費用とか高額な請求をされたりしないの?

10.休憩やトイレなどはどうしているの?

11.実際この仕事って体育会系?

12.正直タクシー会社ってどのくらいブラックなの?

13.座りっぱなしなので肩こりや腰痛など体に負担はかからないの?

14.よくニュース等で見かけるけど、事件や事故に遭遇することってないの?

15.帰りの高速代が自腹になるって聞いたんですけど?

16.オリンピックで外国人客が増えるので、英語が話せたほうがいいの?

17.もしあなたが、タクシー乗務員になったらどんな未来が待っているの?

18.あとがき

ぶっちゃけタクシーって儲かるの?

いきなりですが、実際にタクシー会社に勤務しているタクシー乗務員たちは、一体いくらぐらい稼いでいるのでしょうか?

ぶっちゃけ私の一日の平均的な売り上げを公表させていただきます!

ざっくりと一日7万円です。

この数字、大きいの?小さいの??生活できるの???と思われた方いらっしゃるかと思います。

弊社の平均的な一日の売り上げは5万円です。

全体の平均売り上げよりは私の方が少し多いかな?と言うくらいです。

では、一日5万円の売り上げの乗務員と、一日7万円(もしくはそれ以上)の乗務員では、月の給料にいくらぐらい違いがあるのか?

次の章で解説していきたいと思います。

本当にタクシーで生活していけるの

例えば一日に5万円の売り上げを上げる乗務員がいるとします。

タクシー乗務員の一か月の勤務日数は12日(13日出勤可能な会社もあります)ですので、平均5万円の売り上げ×出勤日数12日60万円になります。

では、一日7万円の売り上げを上げる乗務員は、7万円×12日84万円です。

もっとも平均的なタクシー会社の歩率は売り上げの60%が乗務員の取り分となりますので、一日5万円の売り上げの乗務員は、60万円×60%36万円、一日7万円では、84万円×60%50万4千円支給される給料の額面になります。

この、売り上げに対する歩率については、会社によって様々ですので、60%の会社もあれば、65%の会社もありますし、月の売り上げがいくら以上(例えば60万円から65万円の売り上げだと60%65万円から70万円だと61%等)になると歩率が変動するシステムを採用している会社もありますので、会社説明会などに参加される機会がありましたら、しっかりとその会社の歩率については確認していただければと思います。

仮にもし、一日平均9万円売り上げたら?

9万円×12日×60%=月の給与64万8千円です!

不可能ではありませんし、私も過去に数回このくらいの数字になったことはありますが、一年を通して毎月これだけ稼いでいる乗務員がいたとしたら、かなりトップクラスの営業をされている方になると思います。

まずは、一日5万円の売り上げでも、額面36万円にはなりますので、とりあえずの目安にして頂ければと思います。

ちなみに、募集要項に、給与(基本給18万円+(税抜き営収-出番数×1.5万円)×60%)などと複雑な計算方法で記載している会社もありますが、便宜上売り上げ×60%に基本給等の数字をあてはめているだけですので、基本的には大手も中小も、1か月の売り上げ×その会社が設定した歩率、が支給される金額だと思ってほぼ間違いないかと思います。

タクシー会社ってどこを選べばいいの?

では、これからタクシー乗務員に転職をお考えの方は、数あるタクシー会社のどこを選べばよいのでしょうか?

まず東京四社という言葉を聞いたことはありますでしょうか?

これは東京にある大手タクシー会社四社(日本交通、国際交通、大和自動車、帝都自動車)のことを指しています。

既にご存じの方も多いと思いますが、都内でタクシー乗務員をやるうえで、この四社の名前を避けて通ることは出来ません。街を歩いていれば必ずと言っていいほど見かけるのが、この四社のいずれかのタクシーになるほど沢山の台数と社員を抱えている会社になります。

それだけ知名度も認知度も高い会社ですので(日本交通の社長さんはテレビに出演されていたり有名な方でもあります。)お客様のリピート率も非常に高い事もうなずけます。

尚且つ、都内各所に専用のタクシー乗り場を多く確保しているのもこの四社ですし、大企業の方々がお使いになるタクシーチケットの発行や、四社でしか使用できないキャブカードと言われる専用カードの保有、最近ではスマホアプリでの予約や、事前に目的地を指定してキャッシュレスで支払いをする機能など、どの会社よりも先駆けて業界をリードしているのがこの東京四社になりますので、タクシー乗務員を未経験の方でしたら、こちらの四社のいずれかの会社をまずはご検討される事をお勧めいたします。

東京四社以外の会社ってありなの?

しかしながら、都内にあるタクシー会社はなにも東京四社だけではありません。

東京四社以外のタクシー会社(東京無線グループ、チェッカーグループ等)がこれからタクシー乗務員になる方にお勧めできないかと言えばそうではありませんが、中小の会社がたくさん集まっているグループ会社になりますので、福利厚生や、上記に記した歩率などが、会社によってまちまちになることもあるかと思いますので、しっかりとその会社の就労条件等を確認されてから、入社を検討されることをお勧めいたします。

(東京四社にもグループ会社は存在します、いわゆるのれん分け、フランチャイズ制度がありますので、例えば日本交通本社に応募するのか、日本交通グループの会社に応募するのか、同じ東京四社の行灯をつけて走っているタクシーでも、本体のタクシーと、グループ会社のタクシーとでは、会社が違いますので、給与体系なども違いがある可能性がありますので、くれぐれもご注意ください。)

いずれにせよ私の知る限りでは、東京四社本体に勤務する乗務員の待遇や給与面は、ほぼどこも大きな違いはないと思います。

以上のことを踏まえまして、まずは東京四社のいずれかに入社を希望されるか、中小で四社よりも待遇面で優れている会社を探されるか、が第一の選択になるかと思います。

その後、入社してからタクシー乗務員となられた場合、東京四社ですと専用タクシーチケット、無線、専用乗り場等、有利に営業出来る場面もありますし、東京無線グループは無線の数では都内一となりますので、所属するグループ毎に営業の仕方も変わってくると思います。入社後の会社ごとの独自性などもしっかりと考慮してご検討いただければと思います。

ちなみに私は現在東京四社の社員です。

タクシー乗務員の勤務体系ってどんな感じなの?

ここでは、タクシー乗務員の勤務体系についてご説明していきたいと思います。

前述の通り、基本的には月に12日の出勤日数が義務付けられている会社がほとんどです。(労働基準法上では13日まで勤務可能ですが、14日は出来ません。)

なぜかと申しますと、一日の勤務時間が約21時間ととても長く、一日の勤務を終えてから24時間以内には次の乗務が出来ない決まりがあるからです。

実際に私の一日の勤務を例に挙げますと、まず朝7時ころ会社に出社します。

最初にアルコールチェックと、班長による対面での健康チェックをすませて、ロッカールームで制服に着替えをします。

着替えを済ませて、荷物を持って自分の担当する車両へ行き、車両の乗務前点検を行います。(エンジンのかかり具合、ライトの点滅や、オイル残量等簡単な点検です)

その後全体での朝礼点呼に出席し、その日に実施される交通規制の情報や、急な雷雨などの天気予報の確認、前日に起きた事故や違反の反省などを確認して、出庫となります。

ほぼ朝8時には担当車両にて車庫を出庫して、翌朝3時から4時にまた会社に戻ります。

一日の営業記録をご覧になりたい方は、当ブログのタクシー乗務記録をご参照ください

翌朝3時から4時ころ会社に戻ってきてからは、再度アルコールチェックを行い、売上金の納金、日報の提出をすませ、洗車をして、退社となります。

私の場合は朝8時に出庫していますが、会社によっては朝10時に出庫する場合もありますし、12時からの場合もあります。

ちなみに私の勤務する会社では、朝6時から8時に出庫するグループ、10時から13時の間に出庫するグループ、と二つの時間帯に勤務体系が分かれています。

それとは別に、朝8時から夜8時まで乗務する半日勤務や、その逆の夜8時から朝8時までの夜半日勤務等様々な時間軸での勤務時間を選べるのもタクシー乗務員の利点かと思います。

一体どのくらい月に休みが取れるの?

では、一か月に12日間の出勤はどのようにして行われていて、どのくらい休日があるのかをご説明いたします。

勤務体制は二・三出番というのが基本となります。

この二・三出番とは、出番(出勤)二回、1回休み、その後出番三回、1回休みという仕組みで繰り返します。

出番1、明け、出番2、明け、休み1

出番1、明け、出番2、明け、出番3、明け、休み2

こちらは一般的な「隔日勤務」と言われるサイクルで、先ほどもご説明した通り、一日の勤務が21時間にも及びますので、一日乗務した翌日は、「明け」と言われる日になり、出勤することはありません。(そもそも一度乗務してから24時間以内に次の乗務をすることは労働基準法上出来ません。)ですが、この「明け」にあたる日は休日ではなく、立派な勤務日に当たるわけなんです。

通常お勤めをされる場合の勤務時間は8時間+休憩2時間程度かと思います。

その一日の勤務時間(約10時間)を連続して二日分を一日で続けて行うことにより、翌日は出社しなくても勤務していることとみなしてくれるのが、タクシー乗務員の勤務の仕方なんです。

ちょっとややこしくて分かりづらいかもしれませんが、二日分を一日でまとめて勤務することで、翌日は出勤しなくてもいいという事です。

もちろんこの「明け」の日の他に休日も6日から7日程度取れますので、例えば一か月のうち12日勤務して、12日は明け、残りの6日か7日は休み、になるという事なんです。

さらに、会社によっては有給休暇が年間10日程あったりしますので、年末年始やGWなど家族旅行に出かけたりすることも十分可能ですし、何より月のうち12日しか出勤しなくてよいのですから、明けと休みを有意義に過ごすことが出来れば、これ程よい勤務体系はないと思います。

保険や年金などちゃんとしているの?

私が勤務するタクシー会社は、毎月の給与から社会保険厚生年金所得税住民税等、天引きされていますし、労働組合もありますので、もし仮に会社で不正が行われていたりした場合(某大手自動車メーカーのような?)でも、きちんとした対応がなされると思います。

余程の小規模なタクシー会社ではない限り、一般企業と同様の年金や保険の支払いは出来ると思いますので、あまり心配しなくても大丈夫かと思います。

都内の道が全然わからないけど、それでもやっていけるの?

私がタクシー会社に入社して驚いたことは、新人ドライバーのほぼ70%くらいは、都内の道を知らずにデビューしています。

私は前職で車の運転をしていたので、少しは(大きな幹線道路くらい)道を知っている程度でしたが、同期入社の方の中には、北海道や青森から上京されて間もない方や、新卒採用も各社積極的に行っていますので、20代の新卒の女性乗務員など、全く東京の地理を知らない方も多数デビューしているのが現実です。

上京されて間もない方や、新卒採用の若い方々が、都内の道を知り尽くしているはずもなく、そんな方々がタクシー乗務員になってお客様をお乗せして、仕事としてやっていけるのか?

実際に、都内の道を全然わからない人が、タクシー乗務員をやっているのか?

結論から申し上げて、やってます!

しかも、意外と大丈夫なんです!

では、どうやって道を知らないのにお客様をお乗せして、営業しているのか?

理由としては、

道はお客様がちゃんと教えてくれるからです。

なるほど~!知らない道はお客様に教えてもらえばいいのか~!って思いましたよね?

ただし、簡単ではありません。

最初は道を知らなくて当然なんです、それでも入社後二種免許地理試験をパスすれば、すぐに初乗務です。当然都内の道を熟知する時間などありません。

それでも生活の為、家族の為、皆さんそれぞれの事情を抱えてタクシー乗務員としてデビューする訳ですから、お客様をお乗せしなければ当然お給料は出ません。(ほとんどの会社で入社後2~3か月は保証給料があります)

そんな中、誠実にお客様に頭を下げ、「私はまだ道が分かりませんので、教えて頂きながらでもよろしいですか?」と謙虚な姿勢でお迎えすることで、つたない運転でも、地理の不案内でも、気持ちよく料金をお支払いいただけて、尚且つ知らなかった道を新たに覚えることも出来ますし、その積み重ねがのちに自信へとつながって行く事になります。

何よりほぼすべてのタクシー乗務員がこの方法で道や建物を覚えてベテランドライバーへと成長していくのですから、何も恐れることはありません。

ちなみに私も未だに知らないエリアに行ってお客様をお乗せする時にはこの方法を使いますし、何よりも知らないのに知ったかぶりをしたり、なんとなくこの先を右かなぁ?と言った運転をしていると、すぐにお客様に見抜かれてしまい、叱られてしまう結果になりますので、はっきりと道が分からないときにはお客様に教えて頂くのが最善の方法であり、道を覚える一番の近道だと思います。

ちなみに、カーナビに頼ってばかりいると、いつまでたっても道を覚えることが出来ないので、「道なんか知らなくてもナビがあるんだから楽勝じゃん!」と思っているといつか痛い目を見てしまうと思いますので、くれぐれもご注意ください。

二種免許持ってないけど、取得費用とか高額な請求をされたりしないの?

各タクシー会社の募集要項を見比べてみても、ほとんどの会社で未経験者歓迎となっており、二種免許の取得費用は会社負担になっています。

しかも、二種免許取得中にかかる交通費や、日当も会社から支給されますので、ご自身で負担しなければならない費用はありません

私が入社した時も、全くの未経験者でしたので、一日一万円の日当と交通費を会社から支給して頂きながら、二種免許の取得をしに自動車学校へ2週間ほど通ったことを覚えています。

しかし、入社後一年以内に自己都合で退職する場合に限り、二種免許の取得費用を全額返済しなければならないペナルティがあることも覚えておいていただければなりません。

なぜなら、会社としても約20万円ほどの二種免許取得費用に加えて、免許取得に掛かる日数分の日当と交通費を支給する訳ですので、二種免許取得後たった数日で、「やっぱり辞めます」などと言われてしまっては、かけた費用が台無しになってしまいますし、取得した二種免許は取得した本人のものになりますし、ほとんどの会社でその後配属して約2~3か月は給与保証も支払うこととなりますので(平均30万~40万円)、そこまでしたのに一年以内に辞められてしまっては元も子もない、といった理由から、免許取得費用は全額返済しなければならなくなるケースがありますので、しっかりと入社の際に確認しておく必要があると思います。

休憩やトイレなどはどうしているの?

都内でタクシー乗務員をやっていて、最初に悩むのが、トイレだと思います。

実際やってみて感じたこととして、どこにトイレがあるかがわからないからです、ちなみにコンビニに入ってトイレを借りればいいじゃん!と思われる方も多いと思いますが、駐車場のあるコンビニを見つけることのほうが大変で、気軽に路駐してコンビニへ入ってトイレを借りて、車に戻って来たときには駐車違反のシールを貼られていた、なんてことになっては本末転倒になるわけです。

では一体どこでトイレを済ませるのがよいのでしょうか?

非常に難しいことですが、パーキングスペースの設けられた道路に隣接する公園にある公衆トイレを借りるか、駐車場付きのコンビニをお借りするしかないのが現状かと思います。

一応、都内には二か所タクシー専用の休憩場所が設けられていて、一つは青山墓地の前、もう一か所は港区役所前です。

青山墓地は両サイド20台ずつくらい路駐するスペースが確保されていて、都内では唯一のタクシー専用の調整待機場所に指定されています。

港区役所前は、トイレ前に各3台ずつ、計6台が駐車可能で、ゆっくりトイレに入っていたり、例えばコンビニまで飲み物を買いに出かけても、駐車違反になることはありません。

都内にはこの二か所以外はほぼすべて駐車違反の取り締まりの対象となりますので、公衆トイレにせよ、コンビニにせよ、いくら生理現象とはいえ、路駐して車から離れる際には細心の注意を払われることをお勧めいたします。

実際この仕事って体育会系?

入社されてくる新入社員の方々にお話を伺うと、「やっぱりタクシー会社って体育会系なんですよね?」と聞かれることがありますが、そもそも運送会社ですし、イメージ的に軍隊のように規律を重視して、上下関係にも非常に厳しい会社なのかな?と思われて当然かと思います。

実際はそんなこともなく、ほとんどの会社は乗務員をとても大切に扱ってくれている柔軟性のある業界だと思います。

タクシー事業では、タクシー乗務員が稼いでくる売り上げが、その会社の殆どの売り上げの部分を占めていることは間違いありませんので(不動産、広告収入、ハイヤー、バス事業からの収益がある会社も沢山あります)、乗務員を一番大切に扱うことで、沢山の売り上げを上げてきてもらえれば、会社も乗務員もwin winの関係を築けることにもなります。

もしご検討中の会社の雰囲気を知りたい場合は、実際に営業所まで行って見学されるのも悪くないと思います。

大手の会社などは、会社説明会は市民ホールで、面接は本社の面接室で、研修は自社の研修施設で、最後に配属が決まり営業所へ行ったときに、思っていたのとは違っていた!なんてことにならないように(ならないと思いますが)是非とも事前にご自身が配属を希望する営業所へ下見に行ってみるのも良いかと思います。

正直タクシー会社ってどのくらいブラックなの?

タクシー乗務員の一日に走行できる距離は365km、一日に乗車できる時間は21時間、これらはすべて法律で定められています。

仮に今日売り上げが悪かったので、23時間乗務した後会社に戻って来たとしたら、待っているのは始末書と、ペナルティです。

もし仮にその日に売り上げが悪かったとして、出庫から20時間経過したので会社に戻ったら、上司から「あと1万円売り上げるまで戻ってくるな!」と言われることは、ありません。絶対に!

なぜなら1日21時間365kmを超えて営業していることが、労働基準監督署に見つかってしまった場合、その営業所が営業停止処分や車両停止処分などの非常に厳しい処分を科せられてしまうからです。

ですので、これ以上の労働を無理に課せれることはなく、さらにその中から一日3時間は休憩も取らなければいけないルールもありますので、(どの会社も同じでだと思います)ある意味ルールが明確な分ホワイトな環境であるとも言えます。

しかしながら、乗務しているときには、このルールが適応されますが、一旦帰庫してしまえばこのルールの範囲外となります

実際に、帰庫した後、納金をして日報を提出して、さらに洗車をして、時には明け番集会などにも出席しなければならない日もあったりします。

その間の労働時間は乗務時間としては考慮されていません、ほぼすべての会社で帰庫してからのその間の給与は支払われてはいないのが現状だと思います。

暗黙の?ルールなのかもしれませんが、基本的には乗務している時間と距離には厳しい決まりがありますので、会社も乗務員も積極的に遵守していますが、それ以外の雑務に関しては、時間の縛りもなく、給与も支払われないのが当然のこととして行われているのが現状だと思います。

慣れてしまうと当たり前に行われている事ですが、改めて考えると、ブラック?ホワイト?あなたならどちらだと思いますか?

座りっぱなしで肩こりや腰痛など、体に負担はかからないの?

世の中には様々な職種がありますが、タクシー乗務員ほど長い時間座りっぱなしな仕事もないのかな?と思います。

長距離バスの乗務員さんなども同じような苦労をされていると思いますが、当然ですが、決して体にはよくないと思います。

まず、運転席の狭い空間に長時間座りっぱなしですので、腰に負担は掛かります。

都内の渋滞や細々した道をクネクネ走り回りますので、肩も凝りますし、目も疲れます。

足がむくんだり、下半身がだるくなってくることもあります。

これからタクシー乗務員になる方々には、これらの健康リスクと上手に付き合っていく工夫を考えておいていただく必要があるかと思います。

症状に付きましては、年齢や性別、健康状態などにもよってそれぞれ違ってくるとは思いますが、まず何らかの体の変化が現れることは間違いないと思います。。

日ごろから軽い運動を心掛けたり、張り切りすぎて長時間乗務しっぱなしにせず、2時間に一回程度は5分から10分程度、車外に出てストレッチをしたり、体を伸ばしたりして、体のメンテナンスを忘れないように心がけて頂きたいと思います。

よくニュース等で見かけるけど、事件や事故に遭遇することってないの?

こちらの質問は、お客様からよく聞かれる質問でもあります。

昨今のあおり運転報道などもあり、およそ考えられないような事態に遭遇してしまうかも知れないリスクが高いのも事実です。

タクシー乗務員の宿命かもしれませんが、当然こういったケースに遭遇する機会は他の職種に比べて多いと思います。

当然私も何度も経験があります…涙

いくら安全運転に努めていたとしても、一日21時間都内を走っていればイレギュラーなケースに遭遇する場面も出てきてしまいますし、ぶっちゃけとんでもない非常識なお客様をお乗せしてしまうことも少なからずあります。

守秘義務がありますので、後部座席でのお客様の会話を口外することは出来ませんが、明らかに犯罪がらみの会話をされているお客様や、暴力団関係者、泥酔者、セクハラ、モラハラ等々頻繁にあると思って頂いて間違いないと思います。

その中で、直接乗務員に危害を加えてきたり、金品を脅してきたり、明らかな犯罪に巻き込まれるケースも稀ですが、時にはあります。

どんなお客様がご乗車されるか分からないのがこの仕事ですし、一度乗ってしまえばお客様の指示には従うのが乗務員の責務ですので、無理難題を押し付けられたり、恫喝して料金を踏み倒そうとしてくる輩も存在しているのも事実です。

車内には車載カメラが取り付けられていて、車両の前方、車内を鮮明に録画していますし、音声もきれいに録音されています

もし、犯罪等に巻き込まれてしまった場合には、映像が証拠となる場合もありますが、抑止にこそなっていても、直接身の安全を確保してくれるわけではありません

まずはご自分の身はご自身で守れるようにしながら営業して頂ければと思いますし、営業するエリアや時間帯にもこういった危険を避ける方法がありますので、この問題に付きましては、別の機会に詳しく取り上げていけたらと思います。

そんな危険な目にあってしまう可能性のある仕事だという事だけは、常に頭の片隅に留めておいていただきたいと思います。

帰りの高速代が自腹になるって聞いたんですけど?

例えば、お客様をお乗せして、千葉県市川市まで行きました。

当然行きの運賃と高速料金はお客様負担となりますが、そこから都心へ戻る時の高速代は会社が負担してくれるのか?もしくは自分で高速代を支払うのか?高速は使わずに、下道で戻ってくるのか?

私も新人乗務員のころにはどうしたらよいのか非常に悩みました。

これに付きましては、私の勤務するタクシー会社には規定があり、高速自動車国道はすべて全額会社負担、高速自動車国道から都内へ接続する首都高速道路は3号線と7号線以外は会社負担、となっています。

なんだかややこしいですよね、全部会社が負担する訳でもなければ、全部自腹になる訳でもなく……

上記の例ですと、千葉県市川市から都心へ戻る場合、京葉市川から篠崎までは会社負担(無料ですが)そこから接続する首都高7号線は自己負担になりますが、湾岸市川から接続する首都高9号線、10号線、レインボーブリッジを通ってC1から2号、3号、4号、などは会社が負担してくれます。

こちらに付きましては、各会社ごとに細かく規定があると思いますし、営業面では意外と重要なポイントになりますので、会社選びをする際にどこからどこまでが会社負担になるのか?しっかりと確認して頂きたいと思います。

ちなみに、長距離のお客様をお乗せして、降車後そのお客様から帰り道の高速代金をお支払いいただけた事や、請求した事は、一度もありません。

オリンピックで外国人客が増えるので、英語が話せたほうがいいの?

昨今タクシー会社では乗務員の英語学習に盛んに取り組んでいます。

来年のオリンピックに向けて、業界全体で取り組んでいるテーマかと思いますし、英語専用タクシーレーンが羽田空港に設けられているくらいです。

実際出来ないよりは出来たほうが不自由なく仕事が出来るのは間違いありませんが、私の経験上全く英語が話せなくても全然大丈夫だと思います

時々、中国語以外話せないお客様をお乗せすることがありますが、全く問題なく目的地までご案内することが出来ます。

先方もスマホのマップを見せてくれますし、翻訳アプリもあります。

先日は、韓国人ビジネスマンのお客様と翻訳アプリで、お互いの国の言葉を交換しながら非常に良い雰囲気で羽田空港までお送り出来ましたが、お互い英語で交わした会話といえば、「サンキュー」「オッケー」ぐらいだったと思います。笑

言葉の壁はあまり気にせず、どんな国のお客様でも気持ちよくお迎えしてあげれば、英語が話せないコンプレックスなど関係ないと思います。

もしあなたが、タクシー乗務員になったらどんな未来が待っているの?

結論から言って、大多数の方には明るい未来が待っていると私は思っています。

なぜなら、どんな仕事も一緒だと思いますが、一生懸命実直に、まじめに取り組んでいれば、それなりの報いがあると思いますし、タクシー乗務員は顕著にその姿勢が売り上げに反映されたりもするからです。

その理由としては、これまで沢山の先輩、同僚、後輩、他社の乗務員の方々とも交流して感じていることですが、ここまで書いてきたような事例を皆さん同じように体験されていますし、悩みや苦労も共通する部分もとても多いからです。

一日中頑張って流していて、ワンメーターのお客様しか乗せられず、一日の売り上げが2~3万円にしかならない、そんなことはありませんし、どこかでかならず長距離のお客様に巡り合い、平均して5万~7万を売り上げることが出来ます。毎日毎日事件や事故に遭遇することもなどあるはずもなく、親切で良心的なお客様とのやりとりがほとんどです。

ご自身の努力や接客サービスの向上で、平均的な売り上げより多くの売り上げを稼ぐことも出来るようになりますし、沢山の親切なお客様から頂くお言葉で、たまに嫌なことがあったくらい平気で乗り越えていける、そんな気持ちにもなれたりします。

なぜなら、私自身が身をもってほぼ毎日体験していることだからです。

もし入社を希望されるタクシー会社の募集要項に、年収600万円可能、月の乗務日数12日、有給あり、社会保障完備、未経験者歓迎、学歴不問、入社祝い金あり、配属から2~3か月間は営業補償40万円

これらのうたい文句が記載してあったとしても、本当に大丈夫かな?怪しいな?と言った不安はもう吹き飛んでどこかへ行ってしまったのではないでしょうか?

あとがき

これからタクシー乗務員になる方へ

最後まで読んでいただいて本当にありがとうございます。

私は妻が第二子を妊娠中に、この先今の仕事の収入で家族を養っていけるのかな?と言った不安から、思い切って前職を辞め、タクシー会社へ転職しました。

はじめは家族や親せきからの不安の声もありましたし、前職の同僚からは、「絶対後悔するから止めときなよ」と言われたりもしました。

しかし、私自身も当然不安はありましたが、思い切ってやってみて、道もわからず、つたない運転で、お客様から叱られたり、励まされたりを繰り返しながら、気が付けば、こんなに良い仕事はないんじゃないか?と思えるほどになりました。

今では収入面でもとても安定しましたし、第三子が生まれた今も、金銭的な不安もほぼなくなりました。

会社の上司や同僚にも恵まれて、危険な目にあった日には、会社へ帰ってみんなに打ち明けた後、笑い飛ばせるほどにもなりました。

10年経ってようやく新人卒業と言われるこの業界で、私などまだまだ半人前ですが、これからタクシー乗務員になろうと悩んでいらっしゃる方に少しでも実際のタクシーの仕事を垣間見ていただき、希望をもって(不安も抱えながら?)ぜひとも転職を成功させていただきたいと心から願っております。

令和元年10月19日 たけんち

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たけんち

都内タクシー乗務員であり3児の父|職場の上司の勧めで株を始めるも今ではすっかりFXの虜に|ブレイクアウト手法をメインにしたデイトレ〜スイングのゆったりトレーダーです|日々のトレードを綴ったブログ「たけんちタクシーのFXトレード日記」更新中|

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