国内のFXのレバレッジ規制は25倍と決まっていますが、それ以上にレバレッジを掛けたトレードをしたければ海外口座を開設するか、IG証券のノックアウトオプションを使うのが良いという情報を得たのですが、全然理解が出来なくて困ってしまいました。
少ない資金で大きな利益を狙えるノックアウトオプション?
あらかじめ設定した金額以上の損失を発生させないシステム、そんなIG証券の「ノックアウトオプション」ですが、ぶっちゃけよく意味がわかりません。
オプションと名が付くからには「先物」的な要素があるの?
「ノックアウト価格」を設定するとそれ以上の損失が出ないってホント?
普通のFXトレードとはどんなところが違うのでしょうか?
IG証券の「ノックアウトオプション」が理解できないので調べてみました。
ノックアウトオプションとは
エントリー前に設定しておいた「ノックアウト価格」に到達すると、スリッページが発生することなく確実に指定した価格で決済してくれるシステムです。
普通のFXトレードだと損切りの「逆指値」を設定しておいても、雇用統計やフラッシュクラッシュの様な急な値動きでは全く約定せずに強制ロスカットされてしまうことがあります。
しかし「ノックアウトオプション」なら100%設定した価格で約定してくれるので安心です。
その際に「ノックアウト価格」までの値幅に応じて「オプション料」が発生します。
もし100円でロングして99円に「ノックアウト価格」を設定した場合と、98円に「ノックアウト価格」を設定した場合とでは、
支払う「オプション料」が違います。
エントリーから決済までの値幅が小さければ支払うオプション料も少なくなり、エントリーからの値幅が大きければ支払うオプション料はそれに比例して多くなります。
そのほかにスプレッドも発生しますが、仮に「ノックアウト価格」に到達せずに決済した場合では、「オプション料」は返金される仕組みになっています。
なんだかこの時点でよくわからなくなってきたました….
要するにエントリー時に決めた「損切りポイント」で決済された場合は「ノックアウトプレミアム」と言われる手数料を支払い、それ以外で成り行きか通常の指値で決済した場合は支払ったオプション料は返金される、というシステムです。
どんな使い方をするのか?
具体的に「ノックアウトオプション」をどう使っていけばよいのでしょう?
IG証券のデモ口座を開設し、初期資金100万円でデモトレードを体験することができたのでやってみました。
先ずは「ノックアウトオプション」の中から
1.「通貨ペア」を選択
2.その通貨ペアの「ブル(上昇)」を買うか?
3.その通貨ペアの「ベア(下落)」を買うか?
を選択します。
今回はドル円の「ブル(上昇)」の買いを入れてみたいと思います。
PCでログインすると上記の画面からまずは「ベア(下落)」か「ブル(上昇)」を選択する画面がでてきます。
次に「ノックアウト価格」を設定します。
ここで設定した「ノックアウト価格」に達すると100%決済される仕組みです。
一度「ノックアウト価格」を確定したら、その後一切の変更は出来ません。
今回は104.39円でエントリーして、103.50円になったら損切りする設定にしました。
ちなみにエントリーは成り行きのみで指値でエントリーはできません。
✅ポジション量は100ロット(100万通貨)に設定しました。
すると、一番下のオプション料が「919,000円」と表示され、口座残高100万円以内なのでエントリーが可能になる仕組みです。
※通常のFXだとドル円を100ロット建てようと思ったら、証拠金が400万円程度必要になり、証拠金維持率を保つ為にその2倍から3倍程度の口座残高が必要になりますが、「ノックアウトオプション」では口座残高が100万円ならその範囲内で支払える限界までポジションを建てられる仕組みです。
※もしこのトレードで「ノックアウト価格」に到達したら、919,000円の「オプション料」を支払うことになるので、口座残高100万円のほぼすべてを一回のトレードで失うことになります。
更に決済指値、つまり利益確定までの幅を「100」としたので、エントリーから100pips上昇したら自動的に決済してくれます。
※仮にこのトレードで決済指値まで価格が上昇した場合は100万円の利益を得るトレードになります。
まとめ
海外口座でハイレバレッジトレードをやるのと変わらない程のパフォーマンスを出せるIG証券の「ノックアウトオプション」に挑戦してみました。
「ノックアウトオプション」を使うと、口座残高ギリギリまでポジションを建てられて、設定した損切りラインで100%損切りが施行されるので、追証になることもありません。
国内のレバレッジ25倍以上の資金効率を得られるメリットがあることが分かりました。
取引プラットフォームはPCとスマホと連動していて、どちらからでもエントリー、決済が可能です。
エントリー時に「ノックアウト価格」を設定しますが、その価格にならなくても成り行きで決済は常時可能です。
「ノックアウト価格」より手前に逆指値を設定することも可能なので、含み益がでて建値の少し上に決済指値を置くことができるので安心です。
急な値動きが起きても設定した「ノックアウト価格」で確実に決済してくれるので、想定以上の損失にならないのがいいですよね。
口座残高ギリギリまでポジションを建てられるので、思惑と逆行してノックアウト価格ですべてを失ってしまうかも知れないスリルがたまりません。
通常の国内レバレッジ25倍のトレードよりも何倍ものリターンを得られることになるので、ここぞと言う時にエントリーできるようにリアル口座は開設しておきたいですね。
この口座に入金したお金はなくなっても大丈夫なお金にして、ココは確実に上がるだろう!もしくは確実に下がるだろう!
と思えるチャンスが到来したら全力でポジションを建てて大きな値幅を得たいと思います。
そんなチャンスが来るまでもう少しデモトレードで「ノックアウトオプション」を使いこなせるようになりたいです。
年明けからIG証券のリアル口座に10万円を入金して、冷やし中華始めました!じゃなくて...汗ノックアウトオプションのリアルトレード始めました。昨年デモトレードで練習を重ねてい[…]
最後まで読んでいただいてありがとうございました。