こんにちは、たけんちです。
今回はお金の上手な使い方をテーマに、お金にはどんな使い方があるのかとFXでの損切りについて考えてみたいと思います。
そもそもなぜこのテーマを選んだのか、その理由についても後の章できちんとお話しさせて頂きます。
それでは、上手なお金の使い方と損切りについて一緒に考えて行きたいと思います。
決して難しくない、上手なお金の使い方
みなさんお金を使うのは好きですか?嫌いですか?
わたしは、どちらかと言うとお金を使う事にあまり関心がなく、
貯めることの方に喜びを感じていました。
今月幾ら使ったか?
よりも
今月いくら貯金が増えたか?
に興味があり、多少の節約はしつつも、お給料から必要な支払いを終えて、
食費など普段の買い物で払ったお金が少しでも残っていると
やった!今月も上手にお金を使えた!!!
と思っていました。
しかし、実際は全然お金を上手に使えていなかったんです。
え?貰ったお給料の範囲内で生活費をまかなえて、更に手元にお金が残っていたのに、
上手に使えていないの?
と思われたかと思いますが、
お金には、「生き金」と「死に金」と呼ばれる言葉がある通り
私は今まで全くお金を「生かす」使い方をしていなかったんです。。。汗
それでは、どうすればお金を「生かして使う」事が出来るのでしょうか?
「生き金」と「死に金」とは
だってお金はお金でしょ?
お金に生きているも死んでいるもないんじゃない?
お金はどんな使い方をしたってその価値に違いはないし、
それこそ銀行の口座に預けておけば、お金を生きたまま保管しておけるじゃないか!
だって減らないんだし、ほんの少しでも金利が付くんだし、
私は本気でそんな風に考えていました。
FXをやっていると、お互いの国の通貨を交換しあう訳ですので、お金(通貨)の価値については
FXをやっていない人よりも密接にかかわっている様にも感じますが、
実際には「損切り貧乏」とか「利食い千人力」と言われるように、
お金に対する恐怖感が生み出す感情と闘っているだけで、全然上手にお金を使えるようにはなっていなかったのです。
それでは、まず「生き金」と呼ばれるお金にはどんなものがあるのでしょうか?
生き金とは
生きたお金の使い方とは、お金を使って周囲の環境を動かし、更に大きなお金を自分のもとに呼び寄せる使い方の事を言います。
平たく言うと
「損して得取れ」です。
普段の生活に使っているお金は、今の自分を維持するために使っているお金で、いわゆる「死に金」です。
食費や光熱費をいくら使ったところで、将来の自分にその使った何倍ものリターンをもたらしてくれることはほとんどありません。
しかし、家族の記念日に普段は絶対に手が出ないような高級レストランを予約して、普段の一日の食費の何倍ものコース料理を堪能したとしたら、どうでしょう?
たっぷりとコース料理を堪能して、高いワインを飲むことで、奥さんや旦那さんは翌日からより一層頑張って働こうと活力が湧くのではないでしょうか?
子供たちは翌日学校へ行って、友達に高級レストランへ行った話をして得意気な気分になったり、
年老いた両親は、病気に負けず年をとっても元気に長生きして、またみんなでレストランで食事をしたいな!
と思ってくれるのではないでしょうか?
毎週末高級レストランで食事をしていては、普通の中流家庭(死後ですかね?)では生活費が足りなくなってしまいますが、
ここぞという時に奮発して家族みんなが喜ぶお金の使い方をすれば、
その後家族の絆が深まるばかりか、また次の記念日に高級レストランへ行くために働いてお金を稼ぐ気力が湧いてきますので、
大きなリターンを得られる結果になるのではないでしょうか。
更には普段の日常では味わえない高級な料理や食器類、店内の装飾やお客様をもてなすスタッフ、更に来店している他のお客様の服装や立ち居振る舞いなど
最高級のものに触れる事で、自分自身のセンスやアイデアを高める事にもつながりますので、単に一回の食事にお金を使う以上のリターンを得られる結果になるのではないかと思います。
死に金とは
では、「死に金」とはどんなお金になるのでしょうか?
具体的には、将来の自分の成長に何の影響もないことにお金を使う行為です。
例えばギャンブル
競馬やパチンコにお金と時間を費やす行為は果たして「生きたお金」の使い方をしていると言えるでしょうか?
もし仮に競馬の期待値を知っていて、勝つ確率や、買った馬券から胴元の取り分がいくらで、その残りの額から何番人気の馬券は何パーセントの確率で幾らのリターンを得られるのか?
きちんと計算して、更にサラブレッドの血統やジョッキーの情報、馬主や厩舎に至るまでとことん調べつくして、本が一冊書けるくらいの情報を持っていて、
その馬券が当たるのか?外れるのか?を実況中継までして広告収入や投げ銭を得られる環境を整えて、
そこまでして馬券を買っていたとすれば、ある意味それに費やしたお金は「生き金」となって後に大きなリターンを生んでくれるのかもしれませんが、
それ以外は、新聞の〇や◎をみて何となくキタサンなんとかだから大丈夫!
武なんとかだからもっと大丈夫!
と思って一生懸命稼いだお金を「死に金」に使っているのではないでしょうか?
FXで「生き金」をつかうとは?
では、FXに当てはめてみるとどうでしょう?
みなさん、FXは競馬とは違う投資なので、ちゃんと将来自分のもとに何倍にもなって帰ってくるから「生きたお金」の使い方をしています。
と思っていませんか?
ちゃんと私もそんな風に考えていましたし、
ちゃんとそのお陰で資金の大半を失いました。
FXは通貨の強弱を予想して、その利ザヤを抜くゲームです。
ゲームにはルールも攻略法もありますので、先ほど話した競馬のように、何も知らずに新聞に書かれた〇や◎を当てにしていては、「死に金」を使っていることになります。
もしFXで移動平均平均線がゴールデンクロスだから買いだ!
とか、あの有名ユーチューバーがドル円はこれから上昇するだろう!と言っていたから買いだ!
と思ってやっていたとしたら、馬券を買っているのと同じです。
では、どうやってFXで「生きたお金」をつかえるのか?
FXで生きたお金の使い方をするには
結論から申し上げますと
自ら決めた「損切り」を、「支払う」と考える事です。
お金の原則は、使う事にあります。
通貨の交換はお金を使う事ではありません。
その通貨間に生じる利ザヤを抜いて利益が出るだけなので、お金を使っている訳ではありません。
もう一度言いますが、お金は使うものなので、上手に使えば何倍にもなって帰ってきて、またその何倍ものお金を使って更により多くのお金が返ってくるのがルールです。
FXで上手にお金を使うと言う事は、上手に「損切り」をすると言う事なんです。
生きたお金の章でのたとえ話のように、普段は行かない高級レストランへ行くことで、得られる満足感、そこでしか体験できない経験や、得られる知識、
これらにお金を支払うことで、のちに大きなリターンをもたらしてくれるように、
自ら決めたルール通りに損切りを「お支払い」すれば、そこでしか得られない経験や、その時にしか味わえない感情が
将来自分のもとに大きな財産となって帰ってくると言う事です。
ですので、損をするのが嫌で「損切り出来ない」人や、
小さな損切りを積み重ねる「損切り貧乏」の人、
利が乗ってきたらすぐに利食いしてしまう「チキン利食い」などに当てはまる人は、
絶対に将来大きなリターンを得る事はありません。
上手にお金を使ってFXで利益を得るには、大きな損切りを市場に支払い続けなければならないのです。
更に、そこから沢山の知識や経験を得る事でその「損切り金額」を「生きたお金」に変えることが出来るんです。
あとがき
とは言え、私自身FXで億を稼ぐほどの敏腕トレーダーではありませんし、タクシー乗務員として働く傍ら
お小遣い稼ぎで始めたチョロいトレーダーですが、
自らで決めた「損切りルール」を守り、「損切り金額」を将来の為に支払う「生き金」だと思えるようになってから、
トレードの成績が格段に上がりました。
※タライの法則と言うのをご存じでしょうか?
引用
「たらいの法則」とは、たらいに入った水を手で自分の方にかくと、 水はたらいを伝って外側に逃げていってしまう。
逆に、水を前に押し出すようにかくと 同じようにたらいを伝って自分の方に返ってくる。 ものだということでした。
この様にたらいの手前から自分のもとに水をかき集めるより、向こう側に押し出してやると、たらいの側面を伝ってより多く自分のもとに帰ってくる。
と言ったことです。
FXだけに限らず、小さな損をいちいち気にしていては大きな利益を生み出すことは出来ません。
ここぞという時に大きく使って(損切って)、のちに大きな財産を築けるように、そんなトレーダーになれタライいなと思います。(笑)
それでは今回は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。