エントリーポイントを判断するときに、『順張り』がいいのか、『逆張り』がいのか難しいですよね。
「安く買って高く売る」のがトレードの基本だとよく言われています。
とはいえ安く買おうとすると、下がっているときにエントリーポイントを探す『逆張り』のトレードになります。
逆に高いところからさらに次の高値に向かって上がっているときにエントリーすると『順張り』になります。
『逆張り』は落ちたナイフを拾いに行くし、『順張り』は高値掴みになるのでどちらも思い切ってエントリーできません。
結論から言うと、どちらのパターンでもエントリーできるようになるのが理想です。
相場が作りだすチャートは常にランダムなので、どちらのチャンスも平等にやってきます。
両方のパターンを覚えて再現性のあるトレードができるようになれば、
このパターンは『順張り』
このパターンは『逆張り』
と使い分けてエントリーすることができるようになります。
この記事を読むことで、3つの『順張り』パターンと『逆張り』パターンを覚えてどちらのエントリーポイントも見つけられるようになります。
ぼくも昔は『順張り』が上手くできずに、反転しそうな『逆張り』のポイントばかり探していました。
でも今回ご紹介するこの方法で決まったパターンにだけ集中してエントリーするようになってから、毎月数万円の妻にナイショの『へそくり』を得られるようになりました。
そんなぼくの順張りと逆張りの3つのパターンを徹底的にご紹介します。
『順張り』と『逆張り』の3つのパターン
✅順張りでエントリー
①レジサポラインを超えたところに損切りオーダーが溜まっているポイント
②損切りオーダーを飲み込んだあとの高値をさらに超えたところ
③急騰した後のもみ合いを抜けたところ
✅逆張りでエントリー
①移動平均線200にタッチしたあと
②高値で長いヒゲを確認したあと
③陽線を長い陰線で包んだあと(陰線を長い陽線で包んだあと)
上記の内容で『順張り』と『逆張り』のパターンを3つずつご紹介します。
※どのパターンもぼく自身普段からよく使っているパターンになります。教科書通りではない『へそくりトレーダー』の手法となりますのでご了承ください。
それでは、『順張り』の3つのパターンからご紹介していきます。
順張り①レジサポラインを超えたところに損切りオーダーが溜まっているポイント
ぼくが一番よく使う『順張り』パターンです。
1.オアンダのオープンオーダーを表示
2.チャートの節目となるレジサポラインを引きます。
3.その水平線を超えた先に、大き目な損切りオーダーが溜まっているポイントを探します。
4.その節目を超えたら同じ方向へ『順張り』でエントリーします。
相場は損切りオーダーを巻き込んで大きく動く習性があります。
※損切りオーダーがどこに溜まっているのか視覚的に分かるのが、オアンダのオープンオーダーです。ぼくはこれを積極的に使っています。
↓オアンダのオープンオーダーの使い方についてはこちらからどうぞ。
具体的には非常にシンプルです。
1.1時間足のチャートに水平線を引く
2.何度もサポートされているラインの上下に損切りオーダーが大きく固まっているポイントを探し出す
3.ローソク足がその水平線に到達したところから迷わず『順張り』でエントリー
4.オープンオーダーのグラフに表示されている、大き目な損切りオーダーを飲み込んだら即決済
ほとんどこの方法で利益を出しています。
順張り②損切りオーダーを飲み込んだあとの高値をさらに超えたところ
『TFブレイクアウト』をいう手法を使っています。
↓『TFブレイクアウト』について詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
こんにちは、たけんちです。今回は、伝説のトレード本、「TFブレイクアウト!」を徹底解説したいと思います。タイトル「TFブレイクアウト! 明確なルール、明快な売買」著者トウキョウフォックス[…]
相場の転換点を見極めて、明確なトレンド転換と判断できる高値を超えたところからブレイクアウトする手法になります。
✅具体的には下記画像の矢印で記したポイントが明確なトレンド転換と判断できるポイントです。
この手法はどの時間足でも有効な方法になります。
※ぼくは5分足でスキャルピング的に値幅をとりに行くときは、このポイントで順張りでついていく方法をよく使っています。
これ以外にも、直近高値を超えたポイントは、ショートの損切りが置かれているポイントでもあるので『順張り』でエントリーする正統派なポイントとして使っています。
順張り③急騰した後のもみ合いを抜けたところ
ちょっと危険な手法ですが、『順張り』の王道的なパターンです。
なんらかの原因で価格が急騰して大きな陽線が2~3本伸びたあと、小さなコマ足が数本続き、そのもみ合いを抜けたところからエントリーします。
価格が急騰したということは、損切りオーダーを飲み込んで一気に上昇している可能性があります。
ですので目線はそのまま『順張り』で、もみ合ったあとのもうひと伸びを狙います。
使う時間足は1分足か5分足で超短期決戦の『順張り』手法です。
利確の売りが優勢になってくると形勢逆転されてしまうので、もみ合い圏を抜け出したところから思い切ってエントリーして、ポジションを引っ張らないように数ピプスを狙います。
このパターンは比較的短時間に利益を得られる『順張り』手法ですが、ひっくり返されると大きな痛手になりかねないので、慎重に集中力を最大にしてエントリーしていただきたいポイントです。
続いては、『逆張り』の3つのパターンについて解説します。
逆張り①移動平均線200にタッチしたあと
移動平均線の200はどんな時間軸でも有効です。
利益確定や損切りの目安として使われていることが多いので、200にタッチしたあとの反発を狙います。
過去のチャートを検証していくと、移動平均線の200で反転しているパターンがひんぱんに出てきます。
多くのトレーダーがこの移動平均線を意識しているからだと考えられます。
画像は1時間足なので、200時間単純移動平均線(200SMA)になります。
ローソク足の上に200のラインがあるとき
↓
タッチしたあとの下落を狙う『逆張り』
ローソク足の下に200ラインがあるとき
↓
タッチしたあとの上昇を狙う『逆張り』
✅どちらもタッチしてからすぐに飛びつくのではなく、ローソク足のプライスアクションを良く見極めてからエントリーするように心がけて下さい。
必ずしも200のラインで反転するわけではありませんので、他の『逆張り』サインと併用することをおススメします。
逆張り②高値で長いヒゲを確認したあと
高値圏で長いヒゲのローソク足が出たときは、反転するサインとして有効です。
※長いヒゲができるメカニズムは、買いの勢力が優勢で一気に買い上げたものの、もうその買いに追随してくる買い勢力がいなくなり、反対に利益確定を含む新規の売り勢力が大多数を占めていることを意味しています。
これによりローソク足が長いヒゲになると、トレンドが頭打ちになる傾向にあります。
この場合は反転を狙った逆張りを意識する必要があります。
長いヒゲの次に出たローソク足が、長いヒゲの頭を超えられなければ、それまで続いていた買いの勢力が弱まってしまった証拠になりますので、反落する可能性が高いと判断して『逆張り』のショートエントリーを検討します。
逆張り③陽線を長い陰線で包んだあと(陰線を長い陽線で包んだあと)
今度はヒゲのない(短い)ローソク足が、高値圏で陽線のあと、その陽線よりも大きなヒゲの無い陰線で包み込んでしまった場合
買いの勢力よりも、売りの勢力の方が上回ったと判断して『逆張り』のショートエントリーを検討します。
この様に赤丸のポイントではショートを、青丸のポイントではロングを検討します。
大きな陽線を、その次に出来る陰線で包み込んでしまうと言うことは、買いの勢いを売りの勢いが上回ったことを意味します。
短期的に買っていた人たちの利益確定売りが出ただけなのか、相場の方向感が上から下へ転換したのかは、慎重に判断する必要があるケースです。
まとめ
エントリーポイントを探すとき『順張り』がいいのか『逆張り』がいいのか悩みます。
『順張り』と『逆張り』のそれぞれ3つのパターンをチャート画像を交えてご紹介しました。
この3つのパターンを覚えておくだけで、エントリーの精度は上がってくるのではないでしょうか。
ぼく自身、『順張り』が得意なので『順張り』の①と②で利益を上げることが多いです。
『逆張り』の①も移動平均線200の下に大き目な損切りオーダーが入っていれば、反転せずにそのまま貫通してしまうこともありますし、②の高値のヒゲと③の包み線はセットで見ているときもあります。
複合的にとらえてチャートを見ていますが、この3つのパターンの組み合わせでエントリーポイントを決めていることがほとんどです。
是非『順張り』と『逆張り』の3つのパターンを使ってより精度の高いエントリーポイントを見つけて頂けたらと思います。
↓エントリーポイントの見つけ方については、こちらの記事も参考にどうぞ。
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それでは、今回は以上となります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。