超簡単!これさえ見ればFXで通貨の相関性が一目で解る!MT4チャートの見方と表示方法

チャート画面を開いた瞬間に、今どの通貨が買われていて、どの通貨が売られているのか瞬時に判断できるようになりたいと思ったことはありませんか?

通貨の相関関係が分かると、その瞬間にトレードするべき最適な通貨ペアは何なのか?といったことが分かるようになります。

とはいえ、 通貨の相関関係などは便利なインジケーターを使ってしまえば簡単に知ることができてしまうので、そんな知識は必要ないと思われがちですが、リアルタイムにチャートを見ながら「ドル買いが来てるな!」とか、「一斉に円が買われているなぁ~」といったことを体感することで、FXがより一層楽しくなるとともに、相場観も養われるのでトレードの精度も向上していきます。

チャートを見た瞬間にどの通貨が今一番買われているのか?売られているのか?といった情報を読み取れるようになるには、MT4のチャートを適切な順番に並べるだけで簡単に知ることができます。

そんなぼくの「通貨の相関性が一目で解るMT4チャートの見方と表示方法」を徹底的に解説していきます。

超簡単!これさえ見ればFXで通貨の相関性が一目で解る!MT4チャートの見方と表示方法

通貨の相関性を知るには、下記のような通貨の相関グラフを見れば簡単に分かります。

グラフの一番高いところにある通貨が買われていて、一番低いところにある通貨が売られているので、その通貨ペアを選択してトレードすれば、いちいち相関性など考えなくてもトレードすべき通貨ペアを判断することができてしまいます。

しかし、これらの便利なインジケーターを使っていては、自分の頭で通貨の相関性を考えることにはならず、たとえグラフの通りに上にある通貨を買って、下にある通貨を売っていても、将来的に継続してFXで勝ち続けられるトレーダーになることはできません。

(私自身痛いほど体験しております。。。)

なぜなら、こういったグラフでは、複雑に絡み合った各通貨ごとの関係性を適切に理解することが困難だからです。

更に、グラフの時間軸にもよって、日足レベルでの相関グラフではそれ程動きが無くても、1分足レベルでのグラフになると、目まぐるしく強弱が入れ替わっているので、使いこなせるようになるのは至難の業です。

そこで、あなたが普段ご覧になっているMT4チャートを使って、もっと簡単に通貨の相関性を分かりやすく表示するコツをご紹介したいと思います。

MT4チャート表示方法

まずはこちらのチャートをご覧ください。

チャート画像1

こちらは、主要4通貨(ドル、円、ユーロ、ポンド)の6組のペアを並べたものです。(すべて1h足で表示しています。)

左上、ドル円    真ん中上、ユーロドル  右上、ポンドドル

左下、ユーロポンド 真ん中下、ユーロ円   右下、ポンド円

になります。

先ずは、「チャート画像1」の左下に表示されている通貨ペア名を以下の順番に並べ替えて、真ん中上にある「赤い四角」で囲った並べ替えボタンをクリックしてみてください。

すると、「チャート画像1」と同じ並び順になるはずです。

その後、チャート左上にある「ファイル」→「チャートの組表示」→「名前を付けて保存」→「好きな名前を付ける

として頂けると、「チャート画像1」の真ん中下にある長細い赤丸の所に今付けた名前が出てきます。

ぼくは「相関チャート」と名付けています。

チャートの見方その1

それではどの様にしてこの通貨ペアの並びから相関関係を紐解いていくのか見ていきましょう。

チャート画像2

こちらは先ほどの「チャート画像1」を3分割に色分けしたものになります。

左のオレンジの枠

こちらは、上がドル円、下がユーロポンド、になっています。

そして、このオレンジの枠には4通貨すべてが入っています。

•全通貨グループ

画像に書いてある「ドル↑」は、ローソク足が上に行くと、ドルが上がっている状態を意味しています。

言い換えると、ドルが買われている状態、ドル高になっていると言う事です。

反対に、ローソク足が下方向「円↓」の方向へ向かっている時は、円が買われています。

円高になっていると言う事になりますので、反対のドルは売られている状態になります。

更に、下のユーロポンドのチャートも同じく、ローソク足が「ユーロ↑」の方向に向かっていれば、ユーロが強く、ローソク足が「ポンド↓」の右下の方向へ向かっていれば、ポンドが強く買われている状況になります。

まず初めに、このオレンジの枠の中にある4通貨を見て、ドル、円、ユーロ、ポンドの強弱のポジションを図ることから始めていきます。

チャートの見方その2

次に「チャート画像」の真ん中の紫色で囲ったグループを見てい行きます。

•ユーログループ

こちらは、上がユーロドル、下がユーロ円、になりますので、

ユーロが主役、ユーロに対するドル、ユーロに対する円、の強弱を図ることが出来ます。

ユーログループでは上下ともにどちらもローソク足が「ユーロ↑」の方向へ向かっています。

したがって、現在はドルと円よりユーロが買われている、ユーロが強い状態になっていることが分かります。

チャートの見方その3

続いては「チャート画像2」の右側緑の線で囲ったグループを見てみましょう。

•ポンドグループ

こちらは、ポンドとドル、ポンドと円の組み合わせになります。

こちらを見て頂いて分かる通り、上下ともにローソク足が「ポンド↑」の方向へ向かっていますので、ドルと円よりポンドの方が買われている、ポンドが強い状態であることが分かります。

チャートの見方その4

•ドルストレートグループ

更に、「チャート画像2」の上半分赤枠で囲った部分は、ドルと円、ドルとユーロ、ドルとポンド、の組み合わせになっています。

これらの通貨ペアを一般的に「ドルストレート」と呼んでいます。

こちらの赤い線で囲まれたグループは、ドルがその他の通貨に対して強いのか?弱いのか?買われているのか?売られているのか?を知ることが出来ます。

この「ドルストレートグループ」では、左上のドル円では、若干「ドル↑」の方向へ向かっていて、

真ん中は圧倒的に「ユーロ↑」の方向へ向かっています。

同じく右上も「ポンド↑」の方向へ向かっています。

したがってこのグループでは、ドルよりもユーロとポンドの方が強く、円に対してだけは若干ドルの方が強いことが分かります。

チャートの見方その5

•クロス円グループ

最後にこちらの黄色い線で囲ったグループでは、円に対してドル、ユーロ、ポンドの相関性を知ることが出来ます。

一般的に「クロス円」と言われるグループになります。

こちらの図では、左上は若干「ドル↑」が強く、真ん中下では「ユーロ↑」が強く、右下でも「ポンド↑」が強いため、他の3通貨よりも円が一番弱い状態が見て取ることが出来ます。

つまり、円がどの通貨からも売られている、と言う事になります。

まとめ

ここまで読んでくださった方ならお分かりかと思いますが、

仮に「クロス円グループ」で円が弱いから、と言ってドル円のロングを建てよう!とは思いませんよね?

ユーログループ」や「ポンドグループ」ではドルは他の通貨よりも弱かったのですから、どちらかと言えばユーロかポンドをロングするのがベストな選択になると思います。(絶対ではないですが)

そうなりますと、最初に見た「全通貨グループ」の下の「ユーロポンド」のチャートを見て、若干「ポンド↓」に傾いているように見えますので、そうなれば一番弱い円と、強いポンドの「ポンド円」のロングのエントリーを検討することが出来る訳です。

実際には、東京仲値や欧州時間オープンの時間帯、指標発表等で相関性が損なわれている事も多々ありますので、必ずしも相関性の通りの値動きになる訳ではありませんが、こちらの6通貨ペアのチャートを常に表示して監視し続けていただれれば、それぞれの通貨の特徴が分かるようになりますし、今どの通貨が買われているのか?売られているのか?を自分の頭で判断してトレードすることが出来るようになりますので、是非こちらの方法を試していただけたらと思います。

最初は何が何だかよく分かりませんが、慣れてしまえば簡単ですし、このチャートの配列を使えば一目瞭然ですので、自らで考えてどの通貨ペアにどちら方向へエントリーしたらよいのかを決められれば、勝ち組トレーダーへとまた少し近づけるのではないかと思います。

私も一日でも早くそんな勝ちトレーダーに成れる様に精進して行けたらと思います。

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