こんにちは、たけんちです。
土日の相場が動いていない時に一週間のトレードの振り返りをしようと考えていても、実際には仕事や家事でクタクタになってしまい、週末にそんな気力はおきませんよね?
私もやろうとは思っていても、ついついのんびりと過ごしてしまったり、家族で出かけてしまってあっという間に笑点かサザエさんの時間になっていることってよくあります。
しかし、毎週やるべき振り返りを決めてルーティーン化してしまえば、何から手を付けて良いかも明確ですし、事前に振り返るポイントさえ押さえておけば短時間で片付いて、翌週からのトレードのイメージも持つことが出来ます。
今回は土日に出来るトレードの振り返りと、翌週の準備について考えてみたいと思います。
テクニカル的にどんなトレードをしたのか?
まず最初にやるべきは、先週一週間でエントリーしたポイントをチャート上で確認すると言う事になります。
なぜこれを一番最初にやるかと言いますと、トレードしている時は自分のルールに従ってエントリーを行っているつもりでも、後からチャート上でその位置を確認すると「なんでこんなところでエントリーしていたんだ?」といったポイントを見つける事が出来るからです。(これが凄く重要です!)
更に、利確や損切りも同じで、「なんでこんなところで?」と言ったことを見つける事で、その後は「今度は少し利益確定を遅らせてみよう」とか「損切りが遅すぎたので今度はもう少し早めに損切りした方が良さそうだな」と言った発想が生まれてきます。
よっぽど専業トレーダーで一日に何十回もスキャルピングでトレードしている人ではない限り、兼業で仕事をしながらトレードをしている人なら週に10回から多くても20回程度のエントリー回数だと思いますので、土日の少しの時間で十分振り返ることが出来ると思います。
やり方としては、MT4かトレーディングビューを使うのが最適だと思いますが、(証券会社のチャートだと土日にメンテナンス作業で閲覧できなくなっている場合があります。)一週間分の記録を出して、エントリーと利確、損切りの位置をチャート上で確認するだけです。
エントリーの位置や、利確損切りの位置をチャートを見て振り返るには、インジケーターをMT4にセットしておくだけですので、簡単です。
おすすめはFXTFの「FXTF Order History」と言うインジケーターです。
※こんな感じで利確と損切りの色分けもされていて、チャートのどのポイントでエントリーと決済をしたのかを表示させることが出来ます。
※更にターミナルから任意のトレードだけをドラックアンドドロップすればチャート上にそのトレードだけ表示することも出来ますので、例えば大失敗してしまったトレードとか、大きな値幅を捕れたトレードだけを抜き出して検証することも可能です。
↓おすすめのFXTFはこちら
チャート上にこの様に自分のトレードが表示されると、移動平均線との関係性や、ボリンジャーバンドや一目均衡表などとの関係性なども確認出来ますし、チャートパターンやプライスアクションからも学べることは沢山あると思いますので、是非おすすめですので、利用していただけたらと思います。
他の証券会社でも同じようなインジケーターもあると思いますし、グーグル検索をすれば無料で類似のインジケーターは落ちていると思います。
どんな方法でも構いませんので、是非自分のポジションをチャート上に表示させて一週間の振り返りをしてみて頂ければと思います。
過去検証ソフトを使ってみる
しっかりと検証をして反省点を洗い出すには、やはり過去検証作業が欠かせません。
特におすすめなのがフォレックステスターになります。
有料ですが、非常に優れたソフトですので使わない手はないと思います。
とはいえ、過去検証は時間もかかりますし、面倒くさいので一度やらなくなるとしばらく埃をかぶってしまいがちです。
まずは無料のお試しで使ってみてから購入を検討されるといいと思います。
※実際に使ってみて無料お試し版は機能制限がありますが、MT4と使い勝手がほとんど同じでインジケーターなどもほぼそろっていますし、ネット上に落ちている自作インジケーターも動作しますし、自作EAも作動させることが出来ます。
時々キャンペーンで安くなっている時期がありますのでその時がねらい目ですが、如何せん海外のソフトなので、サポートなどは若干いい加減に感じますし、英語表記になっている箇所もありますのでその点だけがネックです。
資金管理について
資金管理については一週間の収支の全記録を振り返ってみるところから始めてみたいと思います。
MT4で「ターミナル」から「口座履歴」を右クリックすると「詳細レポートの保存」と言う項目がありますので、まずはそちらを表示して一週間の収支を確認します。
期間を設定すると先週一週間分のデータを得られますので、まずはこの中から「総利益」と「総損失」「純利益」を確認して、一週間で幾らの損益が出ているかを確認します。(証券会社によって若干表記が違っているようです。)
更にプロフィットファクター(総利益÷総損失)の数字が「1」以上なら利益が出ていて、「1」以下ならマイナス収支になっていますし、「勝ち数」「負け数」から「勝率」も表記されていますので、数値面での振り返りを行う事が出来ます。
これらのデータをノートかエクセルに毎週記録しておいて、その記録を比べてみてみると、その週がどんなトレードをしていたのかが資金管理面から確認することが出来ます。
利益確定がいくらで、損切りがいくらになったのか?勝ちトレードが何回で、負けてトレードが何回だったのか?コツコツドカンになっていないか?などなど自分なりにカスタマイズして検証していただければと思います。
なにをやってもうまくいかない・・・・・ルール通りにエントリーしているはずなのに、損切りとチキン利食いばかりで口座資金が増えていかない・・・・むしろやればやるほど資金が減っていく・・・・そんなつらく苦しい思いをしてい[…]
※資金管理について書いています、勝率とリスクリワード比率についてなど参考にして頂けたらと思います。
お使いの証券会社でこれらの情報をグラフ化してすべて管理できるツールもあると思いますので、もしそんな便利な機能があればそれを活用していただくのが簡単で便利だと思います。
翌週の方針を立てる
翌週の経済指標を調べるのですが、有名なのがこちらのサイトですね。
詳しく知りたい方はこちらでも確認出来ます。
特に重要なのはアメリカの経済発表で、次いでイギリスやヨーロッパの経済指標なので、これらすべての指標を覚えておく必要はありませんが、一応おさらい程度に確認しておく癖を付けておくだけでも翌週のトレードに活かせるのではないかと思います。
その月のアノマリーを確認しておく
市場は大口と呼ばれる金融機関やヘッジファンドなどによって動いています。
例えばアメリカのホリデーシーズンなどは、大口の機関投資家が休みに入るので、市場が閑散としています。週末や月末などは、大口の手仕舞い売りが出やすかったりします。なぜなら、投機筋のディーラーさんたちは、毎月の投資成績で報酬が確定しますので、もしその月に利益が出ている場合、月末の最終日に無理なトレードをして一か月分の利益を吹っ飛ばしてしまっては元も子もないのである程度持っているポジションを整理する動きが出てきたりします。
更に、年末にかけてのボーナスシーズンは世界中の人々が一斉に買い物をする為、株式市場は上がりやすい傾向にあります。そうなりますと、為替市場にも資金が流れてきますので、FXの流動性も高まると言った傾向があったりします。
ですので、翌週や翌月のアノマリーも確認しておくと更によいのではないかと思います。
ニュースをまめにチェックしておく
日本だけではなく、世界のニュースをチェックしておくと週明けの相場にいち早く乗ることが出来ます。
ユーチューブなどで、海外メディアのサイトから情報はいくらでもオンタイムで入ってきますので、チャンネル登録をしてこまめにチェックしておけば、週明けの窓開けを察知してスキャルピングで利益を出せたりすることも可能になってきます。
土日にFXトレードが出来ない理由
ほぼすべてのFX会社は大手の金融機関(銀行等)から為替のレートを貰って顧客に提示しているので、大手銀行が閉まっている時間帯には当然トレードが出来なくなっています。
つまり、日本時間土曜日の朝6時にアメリカの市場が閉まると同時に日本を含む世界中の金融市場が閉まっている状態になります。
どこからも通貨の交換が出来ない状況になりますので、我々個人トレーダーも取引が出来なくなります。
そして、月曜日朝7時からニュージーランドの市場が世界で一番早く開くので、その時間から日本でもトレードをすることが可能になりますが、逆に言えば世界中でニュージーランドしか開いていない訳ですので、FX会社が為替のレートを取れるのがそこしかない為にスプレッドが凄く開いてしまっている状態になります。
例えば金曜日に指値をセットして約定せずに月曜朝を迎えていきなり指値に刺さってしまうと、普段の何倍ものスプレッドが掛かってしまう可能性もありますので、その点にはご注意いただければと思います。
まとめ
まずは土日にやるべきことを事前に決めて置いて、最低でもそのルーティーンだけは守れるようにしておくと、普段のトレードにもルールを守る良い習慣になってよいのではないかと思います。
まずはチャート上で自分のトレードを振り返り、資金管理面で勝率やプロフィットファクターを確認して前週までと比較する。更に翌週のイベントの確認と、週末に大きな出来事が起きていないかニュースをこまめにチェックしておしまいです。
あとはFXの事は忘れて家族でゆっくりと過ごす時間に当てましょう!
リフレッシュすることも非常に大切なトレード習慣の一つだと思います。
それでは、今回は以上となります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。