【FX】損切りルールを決めるには?

こんにちは、たけんちです。

損切りルールを明確に決めるには、資金管理とテクニカル分析が必須だと考えられます。

損切りを考える際に必要な資金管理とは、口座資金のいくらまでなら損失を許容できるのか?といった事ですし、テクニカル分析で損切りルールを決めるには、チャートの形状やインジケーターを使って判断していく事となります。

この両方を総合的に判断して損切りを行えるとトレードが安定してくるのではないかと思います。

では、その方法について解説していきます。

損切りルールを決める理由

例えば損切り幅を毎回30pipsに決めてエントリーをしたとします。

しかし、通貨ペアや時間帯によってはあっという間に30pips逆行してしまい、時にはエントリー直後に損切りになってしまうケースもあるかと思います。

そんな時、じゃあ次は50pips逆行したら損切りをしよう!と思って損切り幅を決めていて本当によいのでしょうか?

さらに、毎回1万円の損失が出たら損切りしよう!と金額ベースで決めていて良いのでしょうか?

実際に相場を動かしているのは相場参加者な訳ですから、私やあなた個人の資金で相場が動いている訳ではありません。

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※ロットの計算とポジションサイズについての記事になります、参考までにどうぞ。

ですので、相場全体の同意がなければ上にも下にも価格は変動しないのがFXです。

つまり、相場全体の意見と自分が建てたポジションに相違がある時に損切りになっているのではないかと思います。

相場全体の同意が、自分の方針と違っていた場合に、損切りを決断しなくてはなりませんので、ご自身のポジションが30pips逆行しているから、とか1万円含み損になっているから、と言った理由は正直関係ありません。

相場がどう判断するのかを考えて、その先を予測して損切りの決断をするのが理に適ったやり方だと思っています。

では、何を基準に相場の同意を判断すればよいのでしょうか?

相場の同意を得ている時とは

相場全体の同意がどちらへ向かおうとしているのかを判断するには、テクニカル分析を用いて行うのが一般的ですが、指標発表後などファンダメンタルズ要因で一時的に価格がどちらかに動いている時や、欧州市場がオープンする時間帯などに大口の売買が活発化する時などに相場の同意を得てどちらかへ価格が動く傾向はあります。

ですので、まずは具体的にどんな時に相場全体が同じ方向へ向かおうとするのかを考えてみたいと思います。

テクニカル分析を用いて判断する場合

まずはテクニカル分析ですが、チャートパターンと移動平均線を例に解説したいと思います。

ローソク足がチャートパターンを作る時、多くのトレーダーはそのチャートパターンが出た後にどちらの方向へ価格が向かいやすいかを判断します。

ダブルトップやヘッドアンドショルダー、三角持ち合い、など色々なチャートパターンがありますが、大前提として、そのチャートパターンを作っている市場参加者たちがどこに損切り注文を置いているかを一番重要に考えています。

つまり、ポジションを建てている人のほとんどは、そのチャート上の見えない場所に損切り注文を置いていますので、お互いがお互いの思惑でポジションを建てて形成されるチャートにはそれと同時進行して、様々な損切り注文の塊がどこかに作られています。

大口の投資銀行やヘッジファンドなどは、その損切り注文にぶつける様な方向に価格を向かわせることで、より大きな利益を得ようとしています。

例えばロングポジションを建てている人が多ければ、その損切り注文は売り注文(ショートオーダー)になりますから、その損切りの売り注文が多く置かれている価格まで下げれば、その先は自然に損切り注文を飲み込んで一気に下がっていくと言った理屈になります。

つまり、チャート上の見えない場所から損切り注文がどこに潜んでいるのかを見つけ出すことこそが、重要なテクニカル分析となります。

どこに損切り注文が置かれているのか?

例えばダブルトップのサポートラインやネックラインをブレイクしたところなどが代表的で、さらに移動平均線にタッチしたら反転したりするのも、多くのトレーダーが移動平均線を目安に利確や損切りの注文を仕掛けている為です。

そこで、ご自身の建てたポジションがその損切りが多く潜んでいそうな場所と同じポイントに置かれていたら、必然的に大口に狙われて刈り取られてしまいます。

エントリーをする際に、損切り注文を置くべき場所は、チャート上の見えない損切り注文が多く置かれている場所ではなく、その損切り注文を飲み込んで価格が一気に走るポイントの少し上(もしくは少し下)になります。

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※こちらの関連記事にマーケットの傾きについて詳しく解説していますので、もしよければご参考にして頂けたらと思います。

指標発表による損切りの考え方

指標発表時には、損切り注文を置いておいてもスリッページが発生して、約定しないケースが発生します。

価格が一方向に急激に動いてスプレッドが開いてしまうような状況の時には、いくら損切り注文を出しておいても証券会社の方で受け付けてくれませんので約定しなくなるケースがあります。

ですので、安易に指標発表前にポジションを持たないことが大前提で、仮に指標発表時でもない平常時にポジションを保有していて、万が一フラッシュクラッシュの様な急激な価格変動が起きてしまったら、指値も通用しませんので、諦めて強制ロスカットになる以外ないと思います。

時間帯による損切りの考え方

一般的に東京時間は逆張り、欧州、ニューヨークの時間帯は順張り、と言われている様に、東京時間に上げていたのに欧州時間が始まるとひっくり返すように下げ始める事が頻繁に起こります。

ですので、特に東京時間から欧州時間への切り替わりの時には、ポジションを持たずに、損切り注文をするのであれば広めに設定したり、東京時間のトレンドと同じ方向でポジションを持たない方が良いのではないかと思います。

らくらくFX

通貨ペアによる損切りの考え方

通貨ペアによっても一日のボラティリティが違いますので、ドル円で約40pips、ユーロドルで70~80pips、ポンドで120~130pipsとなりますので、一律に損切り値を設定するのではなく、通貨ごとのボラティリティを確認して決めていくのが良いのかと思います。

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損切りをしないという選択

もし全く損切りをせずに含み損に耐えられるのであれば、いずれ価格がプラスに転じるまで待っていれば損をしないのではないか?と考えて損切り注文を置かずにいる方もいらっしゃるかもしれませんが、通貨は株や債券と違い、時間的な優位性が全くありません。

仮にどこかの会社の株を持っていたとして、その会社の業績が上がって配当金が出れば、株を持っているだけで利益を還元してもらえますし、仮に株価が値下がりしていても、その後の業績予想が良ければ株価が回復した時に利益を得られます。

そもそも株の場合現物買いと言って手持ちの現金のみで売買するのが基本で、レバレッジを掛けた信用取引をする場合は決済期限が決まっていますので長期で保有することは出来ません。(最長3か月です)

しかし、FXの場合はお互いの国の通貨の交換の差益を得るのが目的です。

国(通貨)の信用は政策金利や政治、経済など様々な要因が絡み合って天秤にかけられていますので、必ずしも買った値段に戻ってくる保証はありませんし、何か確実な理由で通貨の価値を決めている訳でもありませんので、もしかしたら価格が買った値段に戻ってくるまでに数年から数十年掛かってしまうかも知れません。

レバレッジを掛けてそんなに長期間資金にカギをかけてしまっていては、本来の目的である資産運用にはなりません。

ですので、損切りをせずに「塩漬け」にしておくのは通貨の特性上全く理に適わないと言えると思います。

FX初心者向けガイド

まとめ

手法に聖杯がないと言われるように、損切りにも正解はないと思っています。

では、何を信じて損切りをすればよいのでしょうか?

損切りを設定する場合はまず相場がどちらへ向かおうとしているのかを判断し、その先に他の市場参加者たちの損切り注文がないかを想定し、もしありそうならそこに向かっていく可能性があるので、その手前で損切りをするか、もしくはその先で利益確定が出来る様にトレード判断を見直すことが良いのではないかと思います。

指標発表、時間帯、通貨ペアによる損切り判断もそれぞれに違いますし、アノマリー的な、相場が過熱する時期や閑散としている時期などによっても変わってくると思います。

様々な要因を考慮しながらご自身の損切りルールを作って、そして何よりご自身のトレードスタイルを信じて日々相場に向き合っていただければと思います。

それでは、今回は以上となります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

MATRIX TRADER

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