【FX】ドル円が動く仕組みと連動性について【米国経済と政策金利で予想する】

こんにちは、たけんちです。

ドル円の値動きを予想するうえで欠かせない要素として、米国経済の状況と、政策金利の推移が挙げられます。

後にご説明いたしますが、基軸通貨であるドルの価値を決める為には米国の経済が非常に重要になってきます。

ドル円の値動きを左右する大きな要因となっている米国の経済を知ることは、FXをやる上で必須の知識になりますので是非参考にしていただければ幸いです。

今回はそんな米国経済と、政策金利について解説していこうと思います。

米国経済について

アメリカ合衆国(米国)は世界第一位のGDP(国内総生産)を誇る国ですので、地球上で一番豊かな国と言う事になります。

その米国の経済が米ドルの価値を決めている要因のひとつになりますので、ドル円のトレードをする上で米国経済を知ることは非常に重要になってきます。

つまり、米国経済に良いと思われるニュースが出るとドルは買われてドル円の価格は上昇し、逆に米国経済に悪影響を及ぼすニュースが出ると、ドルが売られてドル円の価格が下がりやすくなる傾向にあります。

FRB(アメリカの中央銀行)の政策金利

中央銀行が発行するお金(米ドル)には金利が付いています。

現在のアメリカの政策金利は0.25%とかなりの低金利で、日本は数年前から-0.1%を維持してマイナス金利と言われています。

こちらもドルの価値に大きな影響を与えていて、経済が良好な時には金利が上がり、金利が上がるとドルが買われ、経済が停滞して金利を引き下げるとドルは売られます

現在は過去にないほどの低金利となっていますが、世界中の中央銀行がゼロ金利かマイナス金利を導入していますので、アメリカだけが低金利な訳ではないのでドルを売って他国の通貨を買う動きにはなっていません。

FOMCと呼ばれる米国の政策金利を決定する会合が行われる時には、ドル円の価格が大きく動くことがあります。政策金利の上げ下げによってその後の経済を予測することが出来ますので、ドル円の価格にも大きな影響が出てきます。

らくらくFX

米国指標等ファンダメンタルズ要因

日々様々な経済指標と呼ばれる数値が発表されています。

上記の米国の経済を部門別に数値化して表しているのが指標発表になりますので、今の経済状況がどうなっているのかを知る非常に重要な要素を秘めています。

主なものですと、雇用統計、GDP速報値、ISM製造業景況感指数、消費者物価指数、などがあります。

例えば雇用統計を例に挙げると、米国内での雇用がどのくらいあったのか?前月や前年と比べて数値にどの位差があるのか?もし上がっていれば、米国内で仕事をしている人が増えている為、経済活動が活発だと判断されてドルが買われますし、前回よりも数値が減っていれば経済が停滞していると判断されるためにドルは売られることになります。

更にFRBの議長が政策金利について発言をしたり、大統領がSNSで発信したことが影響してドル円が大きく動いたりすることもあります。一般の個人投資家にはいつ発言するか分からない大統領のツイッターなどには大手金融機関のアルゴリズム取引が反応すると言われて時々話題になったりします。

米国だけではなく各国様々な経済指標が発表されていて、その数値が各国の通貨の価値に大きく反映される結果となります。

下記のサイトで毎日の経済指標のスケジュールを確認することが出来ますので、ドル円に直接関係のある指標を探しながら値動きを観察していただけたらと思います。

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ロイター経済指標予測

Reuters Japan

米国の株式市場

世界一の企業が集まる米国の株式市場は米国の経済を表すうえで非常に重要な指標となります。

特にダウ平均株価や、S&P500種指数、ナスダック総合指数などが代表的です。

  • ダウ工業株30種平均はダウジョーンズ社が選ぶ30の企業の平均株価になります。
  • S&P500種指数はスタンダード&プアーズ社が選ぶ500社の時価総額を加重平均した指数になります。
  • ナスダック総合指数は米国ナスダック市場に上場している主に新興企業の指数になります。

いずれも米国の経済が良ければ上がっていきますし、悪ければ売られて下がっていきますので、日々の値動きには常に注目しておく必要があります。

日本の企業にも米国で経済活動を行っている会社は多数あり、米国経済が良いと言う事は、それらの輸出企業も業績が良い傾向にありますので、当然たくさんのドルを手に入れて、そのドルを円に両替するために為替取引が必要になってきますので、米国の株式市場の動向でドル円の価格が変動する要因ともなっています。

まとめ

米国の経済を知ることはドル円のトレードをする上で必須の知識だと言う事がご理解いただけましたでしょうか?

特に指標発表時にポジションを持っていても大丈夫なのか?事前に決済しておいた方が良いのか?は常に考えなくてはなりませんし、政策金利が今後引き下げられることになればドル円の下落も予想されます。大統領選挙の影響も考えておかなくてはならないので、本当に沢山あり過ぎてどう整理していいのか分からなくなってしまいますが、まずはチャート分析をしっかりとして、自分の建てたシナリオに沿ったエントリーをして、そのうえで経済指標や大統領のツイートなど突発的な事態に対応していければ、ドル円の価格をおおむね予測できるようになるのではないか?と思っています。

それでは、今回は以上となります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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