SBI証券とCCCマーケティングが提携して2019年4月10日にSBIネオモバイル証券がサービスを開始しました。
- 国内の株式(現物)
- 投資信託(ETF)
- 不動産投資信託(REIT)
- FX
日本初!「口座開設で貰えるTポイント」を使って取引を始められるそうです。
約68%の人が最初に貰えるTポイントで取引を開始しているとの事ですが、実態はどうなんでしょうか?
詳しく調べてみました。
口座開設で実質180ポイント
1.SBIネオモバイル証券の口座を開設します。
2.サービス利用料支払い設定をします。
※毎月の取引量に応じてサービス利用料金が掛かるそうです。
サービス利用料(月額)とは
サービス利用料は、月間の株式取引約定代金合計をもとに計算します。
※FXのお取引量による影響は受けません。
- 0円~50万円以下:220円
- 50万円超~300万円以下:1,100円
- 300万円超~500万円以下:3,300円
- 500万円超~1,000万円以下:5,500円
- 以後、100万円ごとに1,100円が加算されます。(上限なし)(すべて税込)
※SBIネオモバイル証券のFX(外国為替証拠金取引)の取引手数料は無料です。 なお、サービスのご利用にあたっては、お取引の有無にかかわらず月額のサービス利用料をいただいております。
実質20円掛かります。
※一か月に50万円以内の取り引きをした場合のサービス利用料は税込み220円、毎月期間固定ポイントが200ポイント付与されますので、実質20円の利用料が掛かることになります。
※SBIネオモバイル証券で付与される期間固定Tポイントは、SBIネオモバイル証券のみで株式の買付やFXの取引に利用できるポイントとなります。
3.FX口座の開設をします
※サービス利用料お支払い方法設定で200ポイント+FXの口座開設で200ポイント=合計400ポイントをゲット出来ます。
とはいえ、月間のサービス利用料220円が発生しますので、相殺した利益分は実質180ポイントになります。
SBIネオモバイル証券で取引するメリット
それでは口座開設が済んで400ポイントをゲットしましたので、これから取引を開始するわけですが、毎月220円(実質20円)を支払ってSBIネオモバイル証券で取引をするメリットはあるのでしょうか?
5円から取引可能
通常1ロット1万通貨単位での取引が最低単位になるFX会社がほとんどですので、ドル円の証拠金は最低でも4万5千円程度かかります。
しかし、SBIネオモバイル証券では1ロット1通貨単位からポジションを建てられるので、最低限必要になる証拠金が5円(4.5円切り上げ)になるそうです。
1,000通貨まではスプレッド0銭
※ドル円のみ1,000通貨までのスプレッドが0銭です。
米ドル/円(USD/JPY)
取引通貨数 | スプレッド(原則固定※) |
---|---|
1~500 | 0.0 |
501~1,000 | 0.0 |
1,001~10,000 | 0.2 |
10,001~3,000,000 | 0.3 |
ユーロ/円(EUR/JPY)
取引通貨数 | スプレッド(原則固定※) |
---|---|
1~500 | 0.4 |
501~1,000 | 0.4 |
1,001~10,000 | 0.5 |
10,001~3,000,000 | 0.6 |
ポンド/円(GBP/JPY)
取引通貨数 | スプレッド(原則固定※) |
---|---|
1~500 | 0.9 |
501~1,000 | 0.9 |
1,001~10,000 | 1.0 |
10,001~3,000,000 | 1.1 |
豪ドル/円(AUD/JPY)
取引通貨数 | スプレッド(原則固定※) |
---|---|
1~500 | 0.6 |
501~1,000 | 0.6 |
1,001~10,000 | 1.0 |
10,001~3,000,000 | 1.1 |
スプレッドに関しては、1万通貨単位で取引するFX会社と比較すると若干高めに設定されている印象です。取引通貨数ごとに細かく分かれているのも煩雑で分かりにくい印象を受けます。
しかし、1通貨から1,000通貨までならドル円のみスプレッドが0銭ですので、ドル円を1万通貨建てたい時は、1,000通貨を10発入れればスプレッド0銭になるのではないかと思います。
トレードできる通貨ペアは26
※人民元/円とか韓国ウォン/円なんてのもあって面白いですね!
主要な通貨ペアは揃っていますので、全く問題なくトレードを楽しめると思います。
スマホでの注文方法
SBIネオモバイル証券はSBI証券と経営統合(合併)しました…
※SBIネオモバイル証券公式サイトの「注文画面の画面構成」というページになります。
※チャート画像ですが、正直これで売買判断を下すのは少し難しいかな?と言った印象を受けました。
※注文方法は指値、逆指値、OCO、IFD、トレール、2WAY(両建て)等行えるみたいです。
※インジケーターとオシレーターも最低限のものは揃っているみたいですね。
チャートの設定については、初心者向けのネオモードと経験者向けのプロモードがあり、プロモードはTポイントを使った取引が出来ないそうです。
最大15万円キャッシュバック
15万円を貰うには、ドル円以外の通貨ペアで、口座開設した月とその翌月の間に
1億通貨以上の取り引きをすることが条件になります!
絶対無理ですね!諦めましょう!
※仮にキャンペーンで150円を得る為に一番スプレッドの安いユーロ円を10万通貨建てたとします、スプレッドが0.6銭なので、600円掛かることになります。
正直客寄せの誇大広告ですので、記憶から抹消して、万が一取引数量がキャンペーン条件を上回ったらラッキー!位に考えておくのがよろしいかと思います。
※色々な証券会社のキャンペーンを調べて記事にしていますが、どこの会社も同じような感じですのでSBIネオモバイル証券だけが誇大広告をしている訳ではない様です。業界全体の問題なのかも知れませんね。
ポンド円の取り引きでTポイントゲット
※キャンペーンに申し込みをすると、対象期間内に取引したポンド円の数量に応じてTポイントをプレゼントしてくれるそうです。
2,000通貨 | 1ポイント |
10,000通貨 | 5ポイント |
100,000通貨 | 50ポイント |
1,000,000通貨 | 500ポイント |
~ | ~ |
※まぁこちらもたまたまポンド円で取引数量が基準を上回ったらもらえてラッキー!位の感じで考えて置いて良いのではないかと思います。
100万通貨取引するのにスプレッド分で1万1千円掛かりますからね。
まとめ
月額220円の固定費が掛かってしまいますが、毎月200ポイント付与されますので、実質20円の費用でFXを始められるのは業界最安値だと思います。
ドル円のスプレッドも1,000通貨までなら0銭ですし、最初に付与される400ポイントでトレードを始められるので入金も不要です。
取引出来る通貨ペアも他のFX会社と変わりありませんし、注文方法もほぼすべてに対応していますが、チャート画面に関してはもう少し改善していただけると嬉しいと思いました。
キャッシュバックについては論外ですが、口座開設時に貰える400ポイントと、毎月の200ポイントは確実に手に入りますので、その点は他のFX会社とは違い良心的だと思います。基本未単元株(ミニ株)の取引に力を入れている会社だと思いますので、一応FXも出来ますよ!位の位置付けなのかも知れません。
私自身本家のSBI証券で長年株の取り引きを行っていますが、値がさ株と言われる大型株(最低数千万円必要になる株)を取引するのに、信用取引を使わずにこのSBIネオモバイル証券を使えば、少ない資金でも購入できそうですので、これを機に口座開設をしてみようかな?と思っています。
FXだけではなく、株式市場の動きも意識できるようになるとトレードの幅は広がりますので、そういった意味ではこちらのSBIネオモバイル証券の口座を使ってポイント分でほんの少し個別株とETFを保有しながら、日々FXトレードをすると相乗効果を得られるのではないかと思いました。
それでは、今回は以上となります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。