FXチャートの見方が劇的に変わる!「押目(おしめ)」と「安値(やすね)」の違いについて

こんにちは、たけんちです。

FXを始めて、最初にチャートを見たとき、みなさんはどんなことを感じたでしょうか?

ローソク足一本一本の動きを食い入るように見て見たり、移動平均線がどちらに傾いているのかを気にしてみたり、色々な見方をされたのではないかと思います。

それから、ひとたび自分の資金を投じてポジションを持った時、初めてチャートを見た時と同じ感情でいられた方はどのくらいいらっしゃったでしょうか?

私は自分の資金を投入していない時に見ていたチャートと、実際に自分の資金を投入している時に見ていたチャートは、全然別物に見えていました。

更に私はFXを始めて、初めてエントリーしたその瞬間からハラハラドキドキ、含み益があればハラハラ、含み損があればドキドキ
そんな毎日を過ごしておりました。

しかし、このチャートに出来る「押目(おしめ)」と「安値(やすね)」の概念をハッキリと理解出来た時、そのハラハラドキドキとはおさらばすることが出来ました。

不思議と、含み益があっても含み損を抱えていても、落ち着いて冷静でいられる様になったんです。

なぜこの「押目(おしめ)」と「安値(やすね)」これが理解出来たらメンタルが安定したのでしょうか?

これよりなるべく分かりやすく解説させて頂きます。

押目(おしめ)ってなに?

押目とは

上げトレンド」に出来る「安値」で、直近の高値とその前の高値の間に出来る「安値」である。

いきなり難しいじゃないか!なぞなぞなのか???

そんな声が聞こえてきそうですが、そんな風に思われたそこのあなた!

このサイトから離れないで、もう少しお付き合いください、全然それで大丈夫です。

これからチャート画像を使ってなるべく分かりやすくご説明いたします

まずはこちらの画像をご覧ください。

こちらの画像は普段みなさんがご覧になっているローソク足チャートを線で表したものになります。
こちらに見えるに「」と「」に注目してください。

まず「」の部分[]と「]の部分ですね、この「」の事を「高値」と言います、チャート上にできた一時的に高い値段が付いた場所、
と思ってください。

続いて[B]に見える「」の部分の事を「安値」と呼んでいます。
こちらは、チャート上にできた一時的に安い値段が付いた場所、と覚えて下さい。

トレンド」ですが、先ほど説明しました「高値」(チャートの山)と「安値」(チャートの谷)を繋げて長いスパンでチャートを見た時に
右方向に上がっているか右方向に下がっているか右方向に真っ直ぐ真横に伸びているか、を表した言葉です。

上げトレンド」とは、チャートを広い視野で見た時に「」と「」を繰り返しながら右方向に上がっている様に見えている状態になります。

ちなみに下げトレンドと言ったら、チャートが右方向に下がっている状態

今回出てこない言葉になりますが、「レンジ」と言ったら、チャートが山と谷を繰り返しながら右方向に真横にまっすぐ伸びている状態の事を表します。

そこでもう一度おさらいですが、最初に出てきたこの言葉、

押目とは

上げトレンド」に出来る「安値」で、直近の高値とその前の高値の間に出来る「安値」である。

上げトレンド」に出来る「安値」とは、

チャートが右方向に上がっている状態の時にできる「一時的に安い値段」を付けた「」の部分の事であり、

直近の高値」と「その前の高値」とは、

現在価格が図1-4にある[E]の位置に推移しているとした場合、「直近の高値」とは、すぐ直前の「」ですから[C]の部分、

その前の高値」とは、直近の高値[C]のその前に出来た「」の事になりますので画像図1-4では[A]の部分になります。

つまり、直近の高値[C]とその前の高値[A]の間に出来る「安値」ですので、[C]と[A]の間にできた「」[B]の部分の事を

押目

と定義することが出来ると言う事になります。

ここで注意していただきたいのが、すべてのチャート上に出来る「安値」を「押目」とは呼ばない、と言う点です。

ここ凄く重要で、わたしがFXを始めてしばらく勘違いしていたポイントでもあります。

この「押目」と「安値」の違いを理解していただいたところで、実際のトレードにどの様に取り入れて行けばよいのかをご説明させて頂きます。

押目と安値の違いを理解した上でトレードすると何が変わるのか?

ここまでご説明しました通り、「上げトレンドに出来る安値」が「押目」になりますので、

上げトレンド=チャートが右方向に上がっている時ですから、基本的には上がっているので「買い(ロング)」を検討する局面になります。

つまり、「押目」が出来ている時には基本的に買いを検討すると言う事になります。

チャートがこの様に上方向に向かっている時には、押目が出来ていることを確認するだけで「買い(ロング)」目線でチャートを見ることが出来るというわけです。

では、チャート上に「押目」ではなく、「安値」が出来ている時はどうでしょう?

同じチャート上にできる一時的に安い値段が付いた場所、になる訳ですが、「押目」はその前の高値より、次にできる高値の方が高い状態にあるのに対して、

安値」は、その前に付けた高値より、次にできる高値の方が低い状態になる訳です。

つまり、一時的に安い値段を付けた場所がもし仮に「安値」だった場合、「買い」は検討出来なくなり、「押目」だった場合は「買い」を検討出来ると言う事になります。

この違いを理解してからもう一度チャートを見返してみたら、どうでしょう?
ポジションを持っていたとしても、少しハラハラドキドキしなくなりませんか?

今は下げトレンド中の「安値」を付けたので、「買い」エントリーは控えよう、今は上げトレンドの「押目」なので「買い」エントリーを検討しよう。

とか、「安値」を確認することが出来れば、チャートが上方向に上がっていないと言う事なので、もし買いポジションを持っていたら、一旦利益確定もしくは損切りしておこう、
とか、「押目」を確認することが出来たので、まだこの先も上方向へ上がっていくだろうと仮定して持っている買いポジションはまだまだ利を伸ばせるだろう!

こんな風に考えることが出来るようになります。

まだまだ応用がありますし、売り買いについては、順張り、逆張りなどと言って様々な角度でチャートをとらえて売買することが出来るので、すべて一概に押目を確認出来たから買いだ!とも言い切れない部分はありますが、一先ず「押目」と「安値」の違いについてはここまで読んでいただいたみなさまにはお分かりいただけたかと思います。

今後のトレードのお役に立てれば幸いです、本日はこれまでにしたいと思います。

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