【FX】正しいリスクリワードの方法と資金管理について【さんざん試して負け続けた僕が伝えられること】

なにをやってもうまくいかない・・・・・

ルール通りにエントリーしているはずなのに、損切りチキン利食いばかりで口座資金が増えていかない・・・・

むしろやればやるほど資金が減っていく・・・・

そんなつらく苦しい思いをしていませんか?

ぼくは何度もそんな経験を繰り返してきました。

そんなある日、散々負け続けたぼくがあるひとつのことに気付いてからトレードの成績が好転していきました

そんなぼくの「正しいリスクリワードの方法と資金管理について」を徹底的にご紹介します。

<2021.9.21改定>

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さんざん試して負け続けたぼくの正しいリスクリワードの方法と資金管理について

結論から言うと、

通貨ペアの平均ボラティリティ」に合わせて利確、損切りをしたことにより、勝率リスクリワードも好転し、利益の出るトレードができるようになりました

それまでは、教科書通り(リスクリワード1対3)の指値、逆指値を設定し、どちらかに到達するまで保有し続けるスタイルでトレードを行っていました。

チャートパターン、インジケーター、プライスアクション、通貨ペアの相関など、エントリーに必要なテクニカル分析ばかりを必死に追い求めてトレードに挑んでいたんです・・・・・

しかし、ポジションを持ったあとどこで決済するのか?といった

エントリーと同じくらい大事なこと」を

リスクリワード1対3

という教科書通りの方法に頼ってしまい、結果利益の出ないトレードになっていました。

通貨ペアごとの平均ボラティリティに合わせたリスクリワードに設定するということは、

・デイトレードだとその日の平均ボラティリティ

・スキャルピングだと時間帯ごとの平均ボラティリティ

決済するということです。

利益を伸ばそうとしすぎて利確できずに建値撤退してしまった

損切りしてから想定通りの値動きになってしまった

といったことが「通貨ペアごとの平均ボラティリティに合わせたリスクリワード設定」にすることにより、

利益確定したあと、反転してもとの価格に戻っていく

損切りしたあと、さらに大きく反対方向へ伸びていく

こんなトレードができるようになります!

そしてその積み重ねが、月間トータルでの損益分岐点(ブレイクイーブン)をプラス方向に導くことにつながります。

ポイント
現状の損益分岐点が何%か把握できていると、自分が勝率何%でリスクリワード〇対〇のトレードをしているのかハッキリと分かるようになります。

ここまでくると最終的にやるべき資金管理はロット調整するのみになり、あらかじめ取るべき値幅の決まったトレードになるので利確、損切りに迷いがなくなります。

このブログでは以下のことについて詳しくお伝えしています。

その1.通貨ペアごとの平均ボラティリティの設定

その2.エントリーと決済の位置をどこにすべきなのか?

その3.トータルの損益分岐点を上げる方法

その4.まとめ【正しいリスクリワードとは】

それでは、その1.「通貨ペアごとの平均ボラティリティに合わせたリスクリワードの設定方法」について詳しく解説していきます。

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通貨ペアごとの平均ボラティリティに合わせたリスクリワードの設定

リスクリワード1対3など、エントリー前にあらかじめ決済までの値幅を決めてエントリーしてしまうと、相場の流れに合わないトレードになってしまいます。

なぜなら「時間帯ごとの平均ボラティリティ」は通貨ペアごとにまったく違うからです。

それぞれの通貨ペアの平均ボラティリティ(値幅)に合わせたリスクリワード設定をすることが相場とのハーモニーを最も綺麗に奏でられるトレード方法で

通貨ペアごとの平均ボラティリティ表はグーグル検索すれば出てきます。

(引用元JFX : https://info.jfx.co.jp/jfxphpapl/volatilityAvg/volatility_hyo.php?stdate=

▼こちらの画像は「東京時間(9時から17時)」の時間足ごとのボラティリティを表しています。

・もし東京時間のドル円トレードで、5分間に3.2pips以上の値幅を狙おうと思っても、得られる可能性が少ないということがわかります。

60分以内に決済するつもりでエントリーしても、13.1pips以上に利確、損切りの指値を設定していては、届く可能性が少ないということを意味しています。

とはいえあくまでも平均なので、東京時間なら「仲値」、ロンドン時間なら「市場オープン」、ニューヨーク時間なら「カットオフ」や「ロンフィク」の時間帯は一方向に大きく価格が変動することもあるのであてにならないと思われるかもしれませんが、

それも加味した平均値なので、合理的に考えるなら時間帯ごとの平均ボラティリティを決済の目安にすることが最も有効な手段といえるのではないでしょうか?

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エントリーと決済の位置をどこにすべきなのか?

リスクリワード比率は「平均利益÷平均損失」で表すことができます。

つまり、エントリー前に「損切り10pips、利確30pipsに指値を設定したのでリスクリワード1対3の優位性のあるトレードができている」と考えるのはナンセンスです。

通貨ペアごとの平均ボラティリティに合わせて決済を考えるのは前述のとおりですが、チャートパターンやインジケーターも決済位置を導き出すのに重要であることに変わりはありません

エントリーポイントが明確であれば、決済するポイントも事前に決めておくことができるので、その値幅が時間帯ごとの平均ボラティリティに合致していれば優位性の高いトレードができていることになります。

決済には移動平均線を使ったり、チャートパターンや直近高値・安値に引いた水平線、チャネルライン、前日の値幅から算出したピボットラインなど様々な方法があります。

しかし、時間帯ごとの平均ボラティリティだけは相場参加者全員が同じ条件になるので最も優先すべきと考えられます

テクニカル分析平均ボラティリティをあわせて決済を考えると、より根拠が明確になるということです!

✅さらに重要視すべきは「一日の平均ボラティリティ」です。

仮にドル円の「一日の平均ボラティリティ」が50pipsだったとします。

1時間足チャートに表示されるローソク足24本が50pips以内に収まっている確率が高いということなので、その中のどの時間帯のどの価格帯を狙っていけばよいかを把握していれば、エントリーから決済までの位置がおのずと見えてきます。

(注:スイングトレードで数日間ポジションを保有する場合は違った見方になります。)

テクニカル分析を勉強しているとインジケーターに頼りがちになりますが、平均ボラティリティとインジケーターの両方で決済の判断をするとより効果的です。

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トータルの損益分岐点を上げる方法

通貨ペアごとの平均ボラティリティ」を意識した決済を行うようになると、自然と勝率の高いトレードができるようになります。

そこで重要になるのが損益分岐点(ブレイクイーブン)の考え方になります。

【引用元オアンダラボhttps://www.oanda.jp/lab-education/blog_column/risk_reward/

この表のとおり、『勝率50%』『損益比率(リスクリワード)1』だと『利益0%』のトレードになってしまいます。

勝率67%』でも『リスクリワード0.5』だと『利益0%』・・・・

リスクリワード3』でも『勝率25%』だと『利益0%』となり、いくらやっても利益の出ないトレードになってしまうことが分かります。

安定して利益を得られるトレードにするには損益分岐点0%以上(グラフの赤い部分)のトレードになるようにするのが絶対条件です

つまり損益分岐点0%以上のトレードをするためには、勝率リスクリワードのバランスを見極めなければなりません。

テクニカル分析とファンダメンタルズ分析から、相場の流れに逆らわないエントリーポイントを判断することは非常に難しいことですが、ポジションを持った後の決済までの値幅を平均ボラティリティ以内に収めることは誰にでも簡単にできることです。

インジケーターやチャートパターンのような不確実な要素とは違って、平均ボラティリティは相場参加者全員がトレードした結果だからです。

ついつい含み益を伸ばそうとか、含み損を減らそうと考えがちですが、事前に決めた決済値幅をしっかりと守っていれば、トータルでの損益分岐点が上がり、勝率とリスクリワードのバランスの取れたトレードができるようになります。

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まとめ【正しいリスクリワードとは】

「正しいリスクリワード」とは損益分岐点0%以上のトレードをすることです

損益分岐点を0%以上にする為には

エントリーポイントを明確にする
通貨ペアごとの平均ボラティリティを把握する
ポジション保有後の決済値幅を時間帯ごとの平均ボラティリティ以内におさめる
決済にはテクニカル分析も取り入れるが、過信し過ぎない

ことがあげられます。

実際に損益分岐点以上のトレードができていれば、勝率とリスクリワードのバランスがとれているので、一回ごとの取引に一喜一憂することはなくなります。

最後に意識したいのが「ロット調整」です。

時間帯ごとの平均ボラティリティが高いときには少なめのロットで、ボラティリティが低い時間帯のトレードではロットを多めに調整することで、さらにトータルの収支を安定させることができます。

短い時間軸でのトレードではあまり行わないナンピンやピラミッティングをしていく際に、ロット調整はとても重要な考え方になりますので、是非試して頂きたいと思います。

みなさまの参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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