エントリールールを守れないときの対処法【結論は○○を一切しないだけ!】

高い確率で利益を得られるエントリー方法が見つかれば、その方法をひたすら繰り返すことで、口座資金は積み上がり、あなたはいつか「億り人」と呼ばれます。

とはいえ、せっかく見つけたどんな素晴らしい手法も、そのエントリールールを守ることができなければ意味がありません。

ではなぜ自分で決めたエントリールールを守れなくなってしまう・・・なんてことが起こるのでしょうか?

それは無意識のうちに、相場の未来を自分の都合のいいように予想してしまっているから

相場の未来を一切予想しなければ、どんなチャートパターンでも、インジケーターがどんなサインを出していても、利益を得られるチャンスだと思わなくなります。

チャンスだと思わなくなれば、そもそもエントリーしませんよね?

それではぼくの「エントリールールを守れないときの対処法」を徹底的にお伝えしていきます。

そもそもエントリールールって必要?

ルールがなければ守る必要もない!

守るべきルールがなければ、自由にトレードができる!

果たしてそれで勝ち続けるトレーダーになれるでしょうか?

どんな優れたトレーダーでも、何のルールもなく勝ち続けられる人はひとりもいないはず。

ある一定のルールを自らに課し、そのルールを堅実に守り通すからこそ、厳しい相場の世界を勝ち抜くことができているのです。

たとえば、「短期の移動平均線が、長期の移動平均線を下から上へ切り上げたときに(一般的にゴールデンクロスしたとき)ロングエントリーをする

といったエントリールールを自らに課すとします。(たとえなので実際にこの方法でトレードしないでくださいね)

このエントリールールを過去検証した結果、勝率6割、リスクリワード1対2だった場合、ひたすら機械的にこのトレードを繰り返すと、あなたの口座資金は着実に増えていきます。

しかし、こんな単純なルールでさえ繰り返し行おうとすると、ほとんどの人が守れない、守れなくなってしまうんです。

なぜこのようなことになるのでしょうか????

エントリールールを守れない理由

それは、未来を自分の都合のいいように予想してしまっているからなんです。

まだエントリールール通りのポイントにきていないのに、見切り発車でエントリーしてしまうことってありませんか?

「多分この流れだと自分で決めたルール通りのエントリーポイントまで来るはずだ、だから今エントリーしておいた方が手前から入れるのでよりたくさんの利益を得られるだろう」

とか

「まだゴールデンクロスしていないけど、SNSにアメリカの経済指標が発表される数値が良さそうだと書かれていたので早めにエントリーしてみた」

といった具合に、自分の決めたエントリールール通りに

なるだろう

と思ってエントリーしてしまうときです。

大抵はそういったエントリーは思い通りにならず、損切りを余儀なくされてしまいます。

後から振り返って見ると、まったく自分の思い描いていたチャート形状になっておらず、「なんでこんなポイントでエントリーしてしまったんだろう?」と後悔することになります。

しっかりとエントリールールを作ったはずなのに、なぜそのルール通りにエントリーせず、自分の都合の良い未来を予想してエントリーしてしまうのでしょうか?

それは、

自分で決めたエントリールールが来るまで待てていないから

無意識のうちに早く利益を得たいと考えてしまうから

見えない焦りがあなたを襲っているから

未来を自分の都合のいいように予想してしまっているから

なんです。

さらに連敗中で、早く損失を取り戻したいときなどは見えない焦りが無意識のうちに増幅してしまっています。

自分でも気づかないうちに常にチャート上にチャンスがないか探している状態になっています

こんな状態になると視野は狭くなり、平常心でチャートを見ることなど到底できなくなってしまいます。

さらにこんな心理状態のときも注意が必要です。

仕事や家事でストレスを抱えているとき

寝不足、空腹のとき

なぜかイライラしているとき

あなたがこのような心理状態になっていると気付いたときには、落ち着いてルール通りのトレードをするように心がけましょう。

冷静にエントリールールを守ってトレードすることができれば、自然と結果はついてくるからです。

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ルールは守っているけれど、ルール以外のエントリーもしてしまうのはなぜ?

自分を厳しく律して、自分で決めたエントリールールを忠実に守ることができるようになるとします。

すると、自分で決めたエントリールールとは別のエントリー方法でエントリーしたくなる気持ちが湧いてきます。

浮気心?

みたいなものでしょうか?

綺麗で可愛くて優しい奥さんがいるのに、イケナイことだと分かっていても職場の部下に手を出してしまったりする例のアレに似ています。

隣の芝生は青く見える現象とでも言いましょうか・・・・・

つまり、浮気エントリーは破滅の元です。やめましょう!汗

ではなぜこれが起きてしまうかというと

自分で決めたエントリールールでは、スリルや興奮を味わえなくなってしまっているから

自分で決めたエントリールールで利益がでているから

初めてやったFXトレードで得た快感を覚えているから

ルール通りにやるだけだとつまらないから

などがあげられます。

未来を自分の都合のいいように予想することと同じくらいFXにスリルや興奮を求めることは、自分の決めたルールを守れなくなる破滅の行為です。

もしかしたらルール以外のエントリーでも勝てるのかもしれない?

自分で決めたルール以上の利益を出せるのかもしれない?

こんな風に考えはじめたら、ルール以外のすべてのエントリーに過去検証を行い、新たなルールとして採用できるのか見極めることが重要です。

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ルールを守れなかったり、ルール以外のトレードをしてしまわないようにするには?

まずは自分を知ること、メンタルを強化することです。

1.相場が自分の思った方向に動くだろうと思っていないか?

2.今すぐエントリーしないと機会損失になってしまうと焦っていないか?

3.SNSなどで得た情報を鵜呑みにしていないか?

4.損失を早く取り返したいと思っていないか?

などです。

※人間はやってはいけないと言われるとやってしまう「浦島太郎の玉手箱」や、「鶴の恩返し」などの習性があります。

相場の未来を予想してもその通りにはならないことを理解する

外的な情報はすべて自分にとって害のあるものと考える

計画的な損切りは必要経費なので、かけた経費は必ずあとで帰ってくるという経営者目線になる

これらを強く意識するだけで本能的に備わっている「やってはいけないと分かっているけどやってしまう心理」から解放されます。

もし自分がルールを守れていないと感じたときは、自分のこころに上記のことを問いかけてみてください。

テクニカル面でルール以外のトレードをしてしまいやすいポイントは?

1.しっかり検証されていない思いつきの手法を試してみたくなったとき

2.自分にとって都合のいいインジケーターやテクニカル指標のサインだけを見てしまっているとき

3.エントリーに必要な条件が揃うだろうと思いこんでしまっているとき

などがあげられます。(思い当たる節はありませんか?)

これらは自分の相場観に自信があるからこそ沸き起こってくる感情です。

ではこれを改善するにはどうすればよいのでしょうか?

その答えは、「普段見ているチャート上に、必要以上のインジケーターを表示しない」ことです。

多くの人はなにかしらのインジケーターをエントリーの条件として活用しています。

しかし、チャート上にチャンスと思わせるインジケーターそのものが表示されていなければ、必然的にエントリールールがくるまで待つしかなくなります。

待ちに待って到来したルール通りのエントリーと、なにげなくインジケーターが良さそうな形状にみえたエントリーでは、雲泥の差があります。

過去検証をして作ったエントリールールは過去の実績を踏まえたトレード

ルール以外のエントリーとは、未来を自分で予想したトレード

どちらが確実性が高いかといったら、過去検証の結果で得られた情報をもとにエントリーした方が良い結果が得られるのは明らかです。

上がるだろうな?下がるだろうな?と予想してエントリーしていてうまくいかないのであれば、相場の未来を予想してしまう起爆剤となるインジケーターを見ること自体やめることです。

相場の未来を予想することをやめるとどうなるのか?

未来予想をやめると、やるべきことは検証結果で得られた自分で決めたエントリールールを守ってトレードするしかなくなります。

つまり、そのエントリールールが正しければ勝てる、ということです。

過去検証をして勝てる手法だけを繰り返していれば利益を得られる確率の高いトレードになります

それにはしっかりとしたルールを作る必要があります。

そしていざ自分で決めたルールを実際の相場で試してみると、守れないときがでてきます・・・・・

その理由はルール以外にもチャンスがあると思っているからです。

大好きで結婚した奥さんよりももっと良い女性と巡り合いたくなってしまうスケベ根性があるからです。(魔が差すとかいいますよね・・・)

ルール以外のチャンスを追い求めて、成功している人を見たことがありますか?

しっかりと検証していないエントリールールなら、それはチャンスではありません。

チャート上に見えているもの、ファンダメンタルズ、SNSの情報、すべてをチャンスととらえずに、単なる情報として認識することができれば、自分で決めたルールに合致したときだけエントリーすることができるようになります。

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まとめ

Q.エントリールールを守れないときとは?

A.この先の相場にチャンスがあると思ってしまっているから

Q.ルールを守れないときの対処法は?

A.すべての事象をチャンスととらえないこと

結論は、相場の未来を一切予想しないこと

相場の未来を一切予想しなければ、どんなチャートパターンだろうが、インジケーターがどんなサインを出そうが、利益を得られるチャンスだと思わなくなります。

チャンスが来た!と思わなくなれば、エントリーしませんよね?

いくら連敗続きでもチャンスだと思わなければさらなる損失をまねく恐れのあるエントリーは絶対にしません。

どれだけまわりが儲かっていても、自分にチャンスが巡ってこなければ不確実なエントリーをしても利益はでません。

あなたがエントリーするときは、自分で決めたルールに合致したときだけで十分だからです。

自分で決めたルール通りにエントリーするときは、チャンスだと思ったからではなく、検証結果に基づいて決められたエントリーすべきタイミングだからです。

それでもまだエントリールールが守れないとお悩みの方は、

1.チャートを見たとき

2.SNSの情報を目にしたとき

3.連敗しているとき

4.仕事や家庭がうまくいかず、イライラしているとき

チャート上にチャンスがあると思わないでください

それが「エントリールールを守れないときの対処法」だと思い出していただけたら幸いです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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